mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

変わらず健在! 河北新報「声の交差点」に掲載

今年4月から、みやぎ教育相談センターの所長に瀬成田さんが就任されました。これまでも研究センターの取り組みでは大変お世話になってきましたが、これからは部署は違うものの同僚として一緒に働くことになりました。より一層、これからは一緒に取り組める…

総理退陣で一言

1年9ヶ月になるコロナ禍の中、定着したことがある。東京に住む孫たちとの電話定期便がその一つ。毎年、夏休み、正月、ゴールデンウイークには遊びに来てたのだが、都内からの外出ができないため、毎週土曜の夜、電話やSkypeでの会話をするのが楽しみになっ…

西からの風39(葦のそよぎ・命名行為)

話すということは、誰にとっても、ことばが一つの行為であるという意味で、無媒介的で自発的な、生体験なのだ。反対に、体験が言葉と無縁であることは絶対にあり得ず、それでしばしば、その体験とほんとうはそぐわないのに、それを目指す古くさい表現を復活…

季節のたより82 ウメバチソウ

独特な花の造形 賢治童話に登場する花 夏の終わりに山を歩くと、小さな白い花が笑顔で迎えてくれます。今年も出会えたことを喜んでくれているような、嬉しい気持ちにさせてくれるのが、ウメバチソウの花です。 ウメバチソウは、日本各地に自生しているニシキ…

走りながら、その先へ 01 ~ 事の始まり ~

一病息災?、走るきっかけは「脳膿瘍」の入院生活 一番最初のランニングシューズ 自分が「ランニング」を始めたのは今から7年前、2014年の9月。きっかけは、「脳膿瘍(のうのうよう)」という、脳に膿ができてしまう病気に罹ったことでした。 2014…

夏休みこくご講座、参加ありがとうございました!

8月6日(金)開催の「夏休みこくご講座」は、平日の開催にも関わらず30名を超すみなさんに参加いただきました。ありがとうございました。 講師の千葉さんは、退職前におこなった公開授業で、なぜあえて自主教材の「冬のこい」を選んだのか。そしてどのよ…

季節のたより81 サルスベリ

炎天下に咲く紅色の花 絶妙な受粉のしくみ 夏の盛り、私の出番、といわんばかりに咲き出すのが、サルスベリの花です。真夏の日中でも紅色が目に鮮やか、暑さもどこかへ吹き飛ばす勢いで咲いています。花は百日に及んで咲き続けるので、漢名では「百日紅」(…

西からの風38 ~ 私の遊歩手帖16・番外編 ~

清さんは「西からの風37 ~私の遊歩手帖16~」で、「太初(はじめ)に言葉ありき」として経験される言葉の原体験を、中学時代の級友Sをもとに記している。実はSについては、別の著書『言葉さえ見つけることができれば』でも触れている。しかし、そこでは「暴…

西からの風37 ~ 私の遊歩手帖16 ~

「太初(はじめ)に言葉ありき」 ハイデガーの「故郷喪失」論へと遊歩した報告、その続きを記すはずだったのにずいぶんと間が開いてしまった。その遊歩はさらなる遊歩を生み、今に至る。 前回の続きを気真面目に書く意欲を、今浸っている遊歩の気分が打ち消…

2020東京オリンピック、祭りのあとで・・・

2020東京オリンピックが、やっと閉幕した。 「原発はアンダーコントロールされている」そして「3.11からの復興五輪だ」とか、「過ごしやすい快適な7、8月の東京」など、ウソで塗り固められて開催にこぎ着けた東京五輪。 そして開幕直前には、組織委員…

加藤陽子さんインタビュー記事から想う

たまっていた新聞を整理していたよっちゃんが、これ読んだ?と新聞を持ってきた。何だろうと紙面を覗くと、7月15日(木)付け朝日新聞のインタビュー記事「任命拒否する政権」だった。 日本学術会議の会員に推薦されながら、菅首相によって任命拒否された…

門真さんを追いかけつづけ(4)

退職した門真さんは、その翌年から、芳賀直義さんに乞われて「宮城親と子と教師の教育相談室」相談員の仕事に就いたが、既に、翌年どころか、“ 卒業授業 ” の準備がありながら、国語の授業に関する原稿を何本も書きつづけていたのである。 宮教組発行「教育…

きおっちょら だより4

きおっちょらの夏祭り&オープンキャンパス 開催! ~ 関心のある方は、ぜひご参加ください。お待ちしてます ~ 「きおっちょら だより3」の写真のなかの佑さんと和さん。昨年5月初めのジェンガのときの写真に比べると、今年5月の写真は、明らかに二人の…

関玲子さん、少年院生とのコラボ展を開催

7月29日(木)の河北新報に、関玲子さんと少年院の院生たちのコラボ展開催の記事を見つけました。 少年院で美術を教える関さんの取り組みについては、2018年の「冬の学習会」で話してもらったことがありましたし、みやぎ教育のつどいでも報告してもら…

きおっちょら だより3

このDiaryに、運営委員のさくまさんが始めた自立訓練(生活訓練)事業所の取り組みを紹介したのは、昨年1月末でした。研究センターからは歩いて10分ほどの場所にあるのに、このコロナ禍ということもあり、なかなか行かずにいました。そうしていたら先日、…

季節のたより80 ノリウツギ

夏空に似合う花 サビタの花とも呼ばれて 夏の暑さをやわらげるように山野にノリウツギの白い花が咲き出しました。梅雨明けの夏空に似合う花がノリウツギの花です。 ノリウツギは北海道から九州にかけて分布するユキノシタ科アジサイ属の落葉低木です。夏の山…

ぜひご参加ください! 2021 夏休みこくご講座

毎年、好評をいただいている夏休みこくご講座、今年も実施します。 みなさんは、国語・物語の授業をどのようにしていますか? 今年は、千葉建夫先生が退職前におこなった公開授業をもとに、千葉先生本人から「教材研究をどう行ったか」、そして「授業をどう…

門真さんを追いかけつづけ(3)

サークル内の退職予定者のなかから “ 卒業授業 ” を行う仲間が出てきていた。 かつては、宮教組の教育文化運動のなかで全国にも誇れる「授業実践検討会」がすすめられ、授業を公開し、研究者や他県からの参加者まで含めて、その授業を検討し合うことが、各サ…

とてもよかった! 児美川孝一郎さん講演会

現在も、YouTubeで配信中です! 7月3日(土)開催の児美川孝一郎さん講演会「GIGAスクール構想と子どもが主役の教育」は、会場参加31名、YouTube視聴89名、合計120名の参加でした。コロナ禍にもかかわらず多くの方に参加いただきました。ありがとう…

季節のたより79 モウセンゴケ

貧栄養の湿地に生きる 特殊な進化をした食虫植物 モウセンゴケは、もっとも身近に見られる食虫植物です。モウセン(毛氈)とは、羊毛などのけものの毛を原料に織物風に仕上げた敷物のこと。湿地に生えて赤く色づき群生する様子が、ひな壇などに敷きつめられ…

門真さんを追いかけつづけ(2)

門真さんは、1年間(1981年度)だけ仙台市教職員組合執行委員長に就いたことがある。非専従だったから、木町通小勤務のままであった。サークルもそのままつづいた。 門真さん自身からサークル・その他の場で「執行委員長になった」と聞いた記憶はない。…

今度の週末は、児美川さんの講演会!

◆Youtubeでのライブ配信もします! すでにホームページやdiaryでお知らせしていますが、今週末の7月3日(土)は、法政大学の児美川孝一郎さんをお招きしての教育講演会「GIGAスクール構想と子どもが主役の教育」を行います。 学校現場からは、タブレットは…

1年間の取り組みが、『研究年報 創刊号』として結実!

コロナ禍のこの1年は、思うように活動ができない歯がゆい1年でしたが、決して手をこまねいていただけではありません。 突然のコロナによる一斉休校、そして約2か月遅れでの学校再開。この事態に研究センターとして「何ができるか、何をすべきか」を議論し…

センターに寄せられた「読者の声」

つうしん会員の皆さんのもとには、最新号の103号が届いたでしょうか。 前号(102号)より、皆さんからの感想や意見、近況、日ごろ思っていることなどをお寄せいただきたいと返信用はがきをお送りしています。センターと皆さん、そして会員同士の交流をより一…

季節のたより78 ウリノキ

人知れず 葉かげに咲く花 花の簪(かんざし) 樹木のなかには花がきれいなので庭や公園に植えられたり、建築材や生活用具、薪炭などに利用されたりして、人と深いかかわりをもつものが多くあります。しかし、特に人の役に立つわけでもないので雑木として片付…

講演会・開催! 教育改革(GIGAスクール構想など)を問う 

【教育講演会】YouTubeでのライブ配信もします。 GIGAスクール構想と子どもが主役の教育 講師 児美川孝一郎 さん(法政大学教授) ※ 参加費 無料 ◆日 時:2021年7月3日(土)13:30~16:00 ◆場 所:フォレスト仙台2F 第1・2会議室 (仙台市青葉区柏木1-2-…

門真さんを追いかけつづけ(1)

私が黒川から仙台に転勤したのは1969年4月だった。 その前年から、門真さんに誘われて、教育会館(木造2階建て)でおこなわれるようになった月例の「文法学習会」に参加していた。研究者と現場教師たちの集まりである教育科学研究会(教科研)国語部会…

子どもを知りたい!

先輩に誘ってもらったことをきっかけに、初任時代から今までたくさんの学習会やサークルに参加してきた。講師の方から直接話が聞けるし、参加した人たちと繋がることもできる。一人で本を読んで学ぶこともあるが、それよりも学習会やサークルに参加すること…

『国語なやんでるた~る』も始動です!

6年生教材『ヒロシマのうた』の授業報告と交流 ええ~、この時期になんで『ヒロシマのうた』の学習会? そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。確かに『ヒロシマのうた』は、6年生後半の教材ですからね。 実は、昨年の「こくご講座」や、年…

盛会でした、作文教育の学習会!

今年度、最初の学習会。コロナ禍だしなあ、運動会が終わって先生たち疲れているかなあなど、参加人数を心配しましたが、あけてビックリ! 若い先生から中堅・ベテランまで、たくさんの先生たちが学習会に来てくれました。 コロナ禍だとオンラインでの学習会…