mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

正さん『中国自然歩道』を歩く2

鳥取砂丘から境港まで』迷いながら行く


【2日目】4月17日(水)/ 晴れ22℃ 

 鳥取横断ロングトレイル  ~ 鳥取砂丘から久松山(約16km)~

 

◆ おお~これが砂丘かあ

 

砂はよく締まっていて歩きやすかった。
山のように見える「馬の背」の向こう側にもずっと広がっていた。
そこをてくてく歩いて行った。
碧い海を見ながらは気持ちがいい。
でも、砂の上を歩くのは暑かった。
ここは、夏来るもんじゃないな。
何でこんなに砂がたまってしまったんだろう。
実際に見ると、いろんな疑問が浮かんでくるもんだな。

◆ いよいよ本番か

 

これから林道に入るのでほっとした。
空気はどことなく甘い感じがする。

 
 鯰ヶ池の向こうに砂丘が見える(11:02)

気分よく歩いていたら、あっという間に生活道路に出てしまった。
なんだよなあ。

 

梨畑を横目に、「梨街道」と名のついた県道歩きが1時間以上続いた。

◆ 山湯山農業センターで迷う
とにかくここを目指して歩いてきた。
休憩がてら職員に聞いてみようと思った。
でも、誰もいなかった。
それらしき道があったので少し行ってみた。
ん~確証がない。もどる。
センター前のおうちにおじちゃんが何人かいたので聞いてみた。
「あ~ここ誰も通ってないなあ。摩尼寺に行けないことはないな。」と、
目印を教えてもらった。
最後に「熊に気を付けろよ。」だった。
あいや、やっぱり熊か。目覚めてるよな。
ここ山陰だものな。

 
 目印めっけ。これ左ね。

 
  橋渡れって言ってたけど、崩落してるじゃないの。

通行止めの柵があったけど、とにかく渡って向こうの道に進む。
地元のおっちゃんも、こうなってることは知らないんだ。
確かに誰も使ってないんだ。

◆ ようやく摩尼寺に着いた(13:00)

 

何とかここまで来たか。
そういう時のお寺の階段はきついんだよなあ。
息が切れます。休み休み登ります。

リュックを担いでの歩きに体が馴染まず疲れた。
おまけに、右足の裏に豆ができてしまったようだ。

◆ 和尚さんに教えを請う
心の有り様を問うたのではなく、
「うらじろのき休憩舎」への入り口が分からなかったのだ。
林道T字路を右に下ってこの寺の階段に着いた。
だから、あのT字路を左に行けばよいと思って登っていったら行き止まり。
しかもそこは階段を登っていった本堂の裏手だった。
住職には「どれぐらい調べてきたんだ?」と痛いところを突かれた。
生半可な興味だけでやって来て、遭難などされたら地元に迷惑をかけるだけ。
そういうことを言いたかったに違いない。
全くもってその通りである。
「でも、2回もお参りしてくれるのは、有りがたやだな。」
冗談を交えながら丁寧にルートを教えてくれた。
「階段登り口の右側に狭っこい通路がある、そこを入れ。」
降りてみると確かにあった。
しかも看板まで出ているではないの。
上から来たので、よく見えなかったのだ。

建物の後ろと斜面に挟まれた道とも思えないところを入っていった。
すぐに橋があった。つるつる滑るから気を付けろと言われた橋だ。
左側に山に向かう道がある。
向かおうとする目の前に割と大きな看板があった。
マムシ注意 マビル注意】
足がピタッと止まった。
もちろんその時期でないことは分かる。
これから登っていく道は沢に沿って続いているようだ。
おまけに薄暗い。昨日の雷雨でじめじめしている。蒸し暑い。
まめも痛い。
急に気力がゼロに。
迂回コースを取ることにする。
あ~ばかばか。自分を責める。

 
  鳥取城跡に到着(14:50)

一般道を歩いてきたので、豆は悪化。
でも、ここからの眺めはなかなかいい。
鳥取市街地が一望できる。
だから城なのかと納得。

歩きの初日だからか、すごく疲れた。
お宿までもう少しだ、頑張ろう!