mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

空を想った、映画『すばらしき世界』

先日、映画『すばらしき世界』を見てきた。タイトルに「すばらしき」と銘打っているが、果たしてこの世界は本当に「すばらしい」のだろうか。見終わった後に考えさせられる。 人生の半分以上を刑務所で暮らした主人公三上は、出所を機会に真面目に生きようと…

季節のたより70 ハコベ

人の住む不安定な環境に生きる 清楚な白い花 地面があたたかくなってきたようです。島崎藤村が「緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず」(千曲川旅情の歌)と詠んだハコベが、茎を伸ばし青々とした葉を広げて、白い花を咲かせていました。 ハコベは、古くから「はこ…

コロナな日々を生きる ~ えっ、顔パンツってなに? ~

職場でのお昼は、だいたいお弁当か外に食べに行く。先日もMさんと一緒に外に食べに行った。行きぎわに突然「あっ、ちょっと待って。顔パンツ忘れた」と言うので、「何それ?」と返すと、「マスクだよ、マスク」と返して、Mさんはそそくさと、その「顔パン…

西からの風34(葦のそよぎ・カタコト)

今、ぼくは会話に凝りだしている。「会話」とあえていうからには、もちろん外国語によるそれだ。ぼくの場合はドイツ語と英語のそれだ。 現在ぼくは週に二回大阪市内にあるドイツ語学校に通っているし、またぼくの勤める短大には外国人の英会話教師が十人ほど…

今こそ、コペルニクス的転換が求められる

コロナ禍の中で、今年から毎朝、「歳時記」を読むことを始めた。新しい生活習慣の一つとして定着してきた。見開き2ページの中に、「今日のできごと」の小さなコーナーがあり、その日に起きた歴史的な大きな事件や出来事、歴史上の人物の誕生日が紹介されて…

大震災から10年~第7回いのち・子どもと教育を考えるつどい

震災の教訓を どう継承するか ~ 若者の語り部活動の今と学校防災の未来 ~ 昨年は、コロナウイルスの感染拡大を前に急遽中止せざるを得ませんでした。今年は、予防対策を取りながら開催いたします。ぜひ、ご参加ください。 震災から10年が経ちます。震災…

季節のたより69 ヒメオドリコソウ

ヨーロッパ生まれ、春待つ踊り子 厳冬に咲く おや、もうこんなところに、咲き出している。雪野原の氷の下からヒメオドリコソウの花が、顔をのぞかせています。あたたかな日差しに誘われ、つい花を咲かせてしまったのでしょう。寒さに耐えて、じっと雪解けを…

茨木のり子さん「詩集と刺繍」に誘われて

今月13日の「こくご講座」の開催に向けて準備をしていますが、コロナの感染状況は減少傾向にあり、この様子なら無事開催できそうです。 さて今回は詩がテーマなので、自宅の書棚からうっすら埃をかぶっていた詩集をぱらぱら眺めていたら、茨木のり子さんのこ…

第3回 こくご講座【 ウっシっ詩】のご案内

今年度、最後の『こくご講座』となります。コロナウイルス感染拡大の影響で、例年より遅い、この時期の開催となります。 今回は年度末に近いことから、短い時間でも取り組むことができる詩歌をテーマに 、これから迎える年度末や年度はじめに、《子どもたち…