2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
夕暮れに咲き出す花 目の前で見られる開花の瞬間 夕暮れが訪れると一斉に咲き出す黄色い花を見かけるようになりました。この花を見ると幼い頃の遠い記憶が浮かんできます。 夕暮れ、私は黄色い花が一面に咲く野原に立っていました。花のつぼみを眺めていたら…
他界した親父が私のノートをみて議論になったことがある。それは宮澤賢治の「雨ニモマケズ」をノートに書き写していた5年生の時のことである。 雨ニモマケズ/風ニモマケズ/雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ/丈夫ナカラダヲモチ/慾ハナク/決シテ瞋ラズ/イツモ…
すばる教育研究所の動きはエネルギッシュで、とても、退職教師の趣味などというものではなかった。 開設の翌年の1978年11月5日に、第2回の総会と研究発表会にあわせて、「国語教育研究」の復刻刊行記念のつどいをもつ。「国語教育研究」は、菊地譲主…
コロナ騒動の中で理解困難なことがあまりにも多く、嫌気がさしているこの頃。とりわけこの国が推進している政策のあまりにものお粗末さには、怒りを越え、開いた口がふさがらない日々が続いている。 いつ届くのか、やっと届いたと思ったら異物が混入していた…
雨が降りつづく。無理に家に閉じ込められた気分でぼんやりとしている時間が多くなると、しぜんに過ぎた日のこと、お世話になった方々とのいろんな場が浮かんでくる。 立ち上がって、書棚から「養賢堂からの出発」を取り出す。大村榮先生が1986年に「ぎょ…
所長の達郎さん、就任早々コロナウイルスの感染拡大で思うように仕事もできず、やきもきしながらの船出でした。それでも6月からは徐々に取り組みができるようになり、仕事のリズムもつかめてきているようです。 そんな達郎さん、実はセンター所長としての顔…
首都圏を中心にコロナウイルスの感染が再び拡大しつつありますが、「withコロナ」のなか、どのように文化的な企画や学習会を持つことができるのか、それぞれに模索が続いています。 例年であれば、夏休みに入った7月最後の土日は、宮城県教職員組合の「明日…
絶滅せずに生きる 野草で最大の美しい花 ヤマユリの花は、ユリ科ユリ属の中では最も美しく芳香もある花です。おそらく日本の野草の中では最大の大きさの花でしょう。この花が、もし希少種であったなら、すでに絶滅している運命にあったでしょうが、その逞し…
コロナウイルス感染拡大後、ずっと映画を観に行ってなかった。思えば、最後に行ったのは2月の「さよならテレビ」。いつ行けるようになるだろうとずっと思っていたが、先日4カ月ぶりにやっと足を運ぶことができた。観てきたのは映画「ワンダーウォール」。 …
学校が再開して2か月。授業づくりは、様々な困難があるでしょう。3~5月分の授業の遅れを取り戻しながら、新年度の授業を進めなければいけない苦労。しかし、焦らず、子どもの様子をよく見て、声を聴いて、気持ちを考えて、授業を進めていきたいものです。…
歳を重ねるということは、過ぎ去ったことにこんなにも責められるものか。 誰もがそうだということではない。いつの間にか、過ぎた出来事が時をかまわず浮かんでくるので、つい「歳のせい」と思ってしまう自分のことだ。 それも、このごろやたら浮かんでくる…
子どもは、いつ「大人」になるのか?第2弾。今回は、『子どもの難問』を企画した張本人である野矢茂樹さんです。 野矢さんは、本書の《はじめに》で、自分は「子どもの口を借りて、大人の哲学者たちを困らせてやろう。そう思ったのです」と言っています。本…