mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

はて? みんなのNHKになるために・・・

春さんが紹介した『戦争語彙集』、本棚の上に積読状態になって眠ている。しばらく前に、それこそ春さんから話を聞いて、読んでみようと買ったのに。他の読んでない本を読んでいるうち、そのままに。 「語彙集」という言葉から「辞書編集」という言葉が浮かん…

『戦争語彙集』、戦火のなかで変わる言葉

つけっぱなしにしていたテレビから聴こえてきた「戦争語彙集」という言葉、耳にも目にもしたことがないので、テレビに目をやる。そこで語られていたことは、私にある “戦争語彙” とは全く違う。私の描いた「戦争語彙」は、今でいえば、毎日のニュースの中で…

宮城の会主催:増山均さん教育講演会のお知らせ

毎年、この時期に開催される「民主教育をすすめる宮城の会」の教育講演会の紹介です。今回は、日本子どもを守る会会長の増山均さんを講師に「こども」の未来と子どもの権利 ~「こども・子ども・子供」の子ども観に着目して~ と題して講演していただきます…

いいんです! 国体で村井知事と意見が一致

全国知事会会長の村井宮城県知事が国体の廃止に言及したことには驚きました。意外にも意見が一致したからです。 昨今、各種競技団体による大会が世界でも国内でも数多く行われている現状を考えれば、開催県による人的・財政的負担の大きさから当然の提言と思…

落合恵子さん来仙! ストップ女川原発再稼働

4月21日(日)の企画という差し迫った紹介ですが、「子どもたちを放射能汚染から守り 原発から自然エネルギーへの転換をめざす女性ネットワークみやぎ」さん主催の講演会です。講演会の講師は、落合恵子さんです。 止めよう!女川原発再稼働 落合恵子さん…

季節のたより145 コチャルメルソウ

奇妙な花びら 昆虫に合わせて進化した固有種 春の山地に咲いていながらあまり気づかれることもない小さな花。もし見つけてその変わった花びらを見たら、これは何?と驚かれるでしょうね。 水辺に咲く花は 孤独でした。 小魚の骨のような 花のすがたを 悲しん…

モヤモヤには厳しい追及が必要です!

「それは国会がお決めになること」「お答えは控えさせていただきます」、国会での政府関係者の答弁を聞くたび「間違ったことは言っていないが、何かおかしい!」と、何だかモヤモヤした気持ちになることがありました。 国会議員の裏ガネ問題で、野党から証人…

学校給食無償化に向けてHOP⤴ STEP⤴ JUMP!

昨年4月15日にスタートした「学校給食を実現する仙台市民の会」。現在までに2万筆を超える署名を仙台市長に届けてきました。給食は子どもたちの血となり肉となって身体をつくるもとです。そこに予算を使い、安全な食材が提供されるのは「子どもの権利」…

『奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会』のお知らせ

3月8日付けdiaryで、仁さんが「奈良教育大学附属小学校で起きていること(訂正版)」と題し、奈良教育大学附属小学校で現在起きている異常ともいえる事態と学習指導要領の法的拘束力について書きました。 3月1日に結成された『奈良教育大附属小を守る会…

季節のたより144 タラノキ

タラの芽は山菜の王様 伐採地などに育つ先駆植物 山林地で枝がなく棒のように立つ一本の幹。鋭いトゲに覆われ、先端に新芽が開いていたら、それはタラノキの「タラの芽」です。 この芽がおいしいことを知っているのは山のけものたち。鹿やカモシカ、冬ごもり…

どれに行こうかな? 春の教育講座

新年度、子どもたちは期待と不安を胸に学校にやってきます。新しい友だちや先生との出会いにわくわくどきどき。そして、それは先生も同じ。子どもたちの願いや期待にどう応えていこうか、これから始まる一年を思いめぐらします。 今年も宮城県教職員組合が主…

うつ病は、いつ誰がかかってもおかしくない

教師生活41年を無事に勤め上げ退職した。今は労働相談業務の傍ら「働くものの命と健康を守る宮城県センター」の事務局や過労死を考える家族の会のお世話などで充実した生活を送っている。 私がこれまで仕事を続けることができてきたわけ、それはある心療内…

同志会 " 陸上運動指導法講座 " のご案内

夏の全国大会の準備を着々と進めながら、しっかり授業づくりの取り組みも行っている同志会のみなさんが、新年度のスタートダッシュにむけて陸上運動の実技講座を行います(内容の詳細などは、チラシをご覧ください)。 ちなみに講師は、研究センター研究部長…

季節のたより143 トサミズキ

限られた山地に自生、園芸樹となって種を存続 朝の光が芽吹いたばかりのトサミズキのつぼみを照らしていました。 トサミズキはトサ(土佐)の地名がつくとおり、四国土佐(高知県)の限られた山地で発見された在来種です。庭木として育つことから、東北の地…

見ているだけで見えていなかった

ニラの種を蒔いて1週間、発芽はまだかとプランターに眼を凝らす。「まだ早いのかな?」とあきらめかけたその時、一本のか細い芽を見つけた。「こんな弱弱しい芽ではなかなか見つからない」と改めて表面を見直すと、たくさんの芽が見つかった。見つける「眼」…

奈良教育大学附属小学校で起きていること(訂正版)

前回の投稿の中で、学習指導要領の作成年度に誤記があったので、訂正し、改めて掲載します。 学習指導要領の法的拘束力について、改めて考える 今年の1月、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。奈良教育大学附属小学校において、教育課程の実施等…

「釣り」だけではない、もう一つの顔を持つ男!

畑づくりもやってます! 地元の農家さんから畑の一角を借り受け15年ほど野菜を作っています。15坪ほどの限られた土地で、いかに効率的に多くの種類の作物を栽培するか、その計画が冬の間の楽しみです。 昨年は畑の3分の1をいちご園にしようと考え張り…

教育・子育てに一息つく暇はなし?

先週23日の佐藤学さん講演会を終えて、ホッと一息つく暇もなく・・・といっても、センター主催ではありませんが、今週末も教育・子育てかかわる企画が土曜日、そして日曜日と目白押しです。 一つは、仙台の子どもと教育をともに考える市民の会主催の教育Café…

季節のたより142 ミツマタ

春を告げる黄金の小花 優れた和紙の原料 2月も後半になると動植物にとってもうれしい季節です。近くの民家の庭先にあるミツマタのつぼみもふくらみ、黄色い小花が開き始めていました。もう少しすると、黄金の花に変わり見頃を迎えるでしょう。 ミツマタは冬…

わくわく釣り日記

朝2時起床。いざ女川へ。トレーラーに小さなボートを載せて走る。朝は寒く眠いがワクワクの気持ちは止められない。4時前には到着し、真っ暗な海へ一人漕ぎ出す。漁港近くのカキ養殖棚につかまり釣りスタート。 12月の夜明けは7時近いので、狙うは夜行性…

2月23日(金)は、佐藤学さんの講演会です!

すでにdiaryでお知らせの通り、研究センター設立30周年記念講演会を、今週23日(金)13時30~フォレスト仙台2F会議室で、佐藤学さん(東京大学名誉教授)を講師に「子どもと学校の危機、どう克服するか」と題して行います。 このところ県外の方か…

情けなくて、開いた口が塞がらない

人はここまで豹変できるものかと呆れを越して感心してしまいます。 自民党「安倍派」の世耕弘成前参院幹事長です。派閥から自身へのキックバックが最近5年間で総額1542万円だったと明らかにしたうえで、「検察の徹底捜査の結果、法と証拠に基づいて起訴…

今週末も、朝から一日フル回転

午前は『教育』を読む会、午後は 震災のつどい! タイトルに記したように今週末の2月17日(土)は、午前10時~『教育』を読む会(会場:みやぎ教育文化研究センター)、午後1時30分~「いのち・子どもと教育を考えるつどい(震災のつどい)」(会場…

ゼミナールSirube(シルベ)に、参加スルベ?

当研究センターの定期的な読書会や学習会は、もっぱらホームページ(HP)で案内してきていますが、どんな学習会なのか、今回は「ゼミナールsirube」をちょこっと紹介してみたいと思います。 「ゼミナールSirube」は、宮教大で哲学を教えてこられた太田直道先…

季節のたより141 ノボロギク

寒中にも花を咲かせ 適応能力の幅の広さで繁殖 ノボロギクとは気の毒な名前の花ですが、ネンガラグサとの別名があるように、この花ほど一年中見られる花も他にはありません。 1月、2月に畑や田んぼの畦道で花を咲かせている姿は健気です。大きく花は開きま…

能登半島地震から ひと月以上たって思うこと

日本の平和と安全を守るには? 8年前に安保法制が強行され、元法制局長官が「集団的自衛権行使は敵となる相手国にわが国領土を攻撃する大義名分を与えることでもある」と指摘したように、米国の動向によっては日本が望まない戦争に巻き込まれる危険性があり…

寒さなんか吹き飛ばせ!~宮城作文の会ミニ学習会~

宮城作文の会のみなさんが、大崎市の古川教育会館を会場に、今年最初のミニ学習会を開催します。今回は、教室の子どもたちが書いた日記や作文を持ち寄って学び合いますが、持ってくる作文や日記がなくても大丈夫! 学習会の話し合いを通じてたくさんのことが…

研究センター設立 30周年記念講演会!

佐藤 学さん講演(参加費 無料)(2月23日 / 13:30~16:00 フォレスト仙台 第7会議室) 『子どもと学校の危機 どう克服するか』 研究センターは、今年2月で設立30周年を迎えます。その記念講演として2月23日(祝日)に、日本教育学会元会…

部活はやりがいあるけれど・・・

「こんなに水がおいしいと感じたの生まれて初めてです!」一年生が校庭の水道の蛇口から水を飲みながら嬉しそうに言いました。 中学校の男子バスケ部顧問をしていた時、入部希望が殺到し全体で50名を超えたことがありました。小学校の授業でバスケの楽しさ…

過労死防止にはほど遠い、日本の現実

11月は過労死防止月間でした。宮城県労働局が主催した過労死防止シンポジウムには多くの企業から担当者が参加し、働き方に関する意識の高まりを感じました。 一方、日本では過労(自)死が増え続けています。日本では2015年に「一億総活躍国民会議」を…