mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

とてもよかった! 児美川孝一郎さん講演会

  現在も、YouTubeで配信中です! 

 7月3日(土)開催の児美川孝一郎さん講演会「GIGAスクール構想と子どもが主役の教育」は、会場参加31名、YouTube視聴89名、合計120名の参加でした。コロナ禍にもかかわらず多くの方に参加いただきました。ありがとうございます。
 センターでの企画をYouTube配信したのは今回が初めてでしたが、多くの方に視聴いただけてとてもよかったです。現在もYouTubeで録画配信しております。ぜひ、まだご覧になっていない方は、ご視聴ください。

  YouTubeの視聴は、以下のURLから 
    https://youtu.be/vf2OJBlP4ww 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《講演の感想
を紹介します》 

◆本日のGIGAスクール構想についての講演会、YouTubeで視聴しました。とても勉強になりました。教育のICT化は日本の先進国の中でも遅れているし、使えば便利だぐらいに思っていた私・・・。目を覚まされました。
 この構想が子どものために文科省が打ち出したものではなく、発端は経産省が国家戦略として、教育で儲ける→経済成長をはかるためのものだったことを今更ながら理解できました。児美川先生がおっしゃるように、ネットでは個に応じた学習プログラムの売込みが盛ん。ネット環境、お金のある家庭の子は学力アップ間違いなし。ますます格差拡大。一人ひとりにタブレット配ればIC産業も儲かる。
 コロナ禍で子どもにとって、学校が、友だちと過ごせることが、部活が、給食がどんなに大切か実感できた今、私たちは学校で何を目指すのか子どもの学びにとって大切なことは何か、タブレットはどう活用するのか、改めて明らかにしていかなければ、と思います。

◆興味深く視聴しました。惨事便乗型ともいえる教育施策ーギガスクール構想のもと、着々と、悶々と進めざるを得ない先生方の苦悩は大変なものではないか。
 目から鱗、的な感覚と、じゃあ、知ってしまった私たちはどうすべきなのか・・・みんなで考えていきたいですね。

GIGAスクール構想とSociety5.0の関係がわかりました。プラスそこにSDGsも。個に応じた教育を進めながら、本来の学校はどうあるべきかを学校の中で議論していくことが大切だと思いました。私は、何をどう教えたいのかをもっていることが必要ですね。

◆今日の日本の教育事情について分かりやすくお話をいただき感謝です。問題の深刻さを知ると、それをどう解決していけばよいのか大変だとも痛感しました。やれることをやるということでしょうか。

◆たいへん多方面にわたり問題点などご指摘いただきました。教育は、政治、経済、文化、思想、軍事の全方面にわたる社会の核であると思います。しっかりと、自立と連帯の理念の下に1つ1つ考え、実践したいと思います。

文科省が「少人数学級の現実」のために動かざるを得なかったのはコロナであり、国民の声であったのだと思います。コロナ禍の中で、文科省も動かざるを得なかったのでしょう。
 現場の教師が、どのように学校をつくっていくのか。子どもと向き合っていくのか。課題をいただいたような気がします。「ベストミックス化」すごく難しいです。内側から教師が変えられないようにしたいと思いました。ICTの流れをとめることはできないでしょう。若い人たちは、それをうまく活用していくのでしょうか。では自分は? それは、今を生きる自分の問題にもなっていると思います。現場の教師が市民と共に「力を合わせて解決していく」、それが考えるヒントになっていると思いました。