mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

『冬の学習会』後に、教育研究・授業づくりについて交流!

2021年 年始めの『冬の学習会』はコロナ禍で中止となりましたが、2022年は「分科会」のみの午前開催となりますが、1月9日(日)9時~12時・茂庭荘で行われます。(詳細は、下記チラシをご覧ください。) 研究センターでは、『冬の学習会』終了後の午後の…

季節のたより90 ウメモドキ

野鳥たちを待つ 小さな鈴なりの赤い実 早朝の散歩道、あるお宅の庭先に小さな赤い実をびっしりつけている木がありました。赤い実は朝の光を受けて輝いています。ウメモドキの実でした。 ウメモドキは、モチノキ科モチノキ属の落葉低木で、葉の形がウメの葉に…

少年の日のこと3

プロ野球観戦 父は、私が6年生の時にやっと復職できた。病が完治してのことではなかったので、初めから相当無理があったと思う。私の中学1年の後半に、大学病院に再入院ということになった。近隣の病院では手に負えるものではなかったのだ。 私はといえば…

季節のたより89 オオウバユリ

開花は一生に一度だけ 強風を待って飛ぶ種子 冬枯れの林のなかのできごとでした。突風が枯れた小枝を落とし茶色の果実にぶつかりました。その衝撃で茶色い種子がいっせいに舞い上がり、風に乗って飛び散りました。めったに出会うことのできないオオウバユリ…

【第3回】国語なやんでるた~る 案内

ぎりぎりのお知らせとなりますが、明日(10日)は、第3回「国語なやんでるた~る」を開催します。前回に引き続き『世界一美しい ぼくの村(4年生)』の授業づくりを行います。今回は、村に戻ったヤモがあらためて ❝ 世界一美しいぼくの村 ❞ を思う場面と…

少年の日のこと 2

父との思い出 小学校時代の父とのはっきり残っている思い出は、3つしかない。 その3つの年月などをうらづける資料は、母の死後、家の片づけをしている時見つけた父の「軍役履歴表」だけ。 それで、まず、その「履歴表」についてふれる。 「本表ハ帰休ヲ命…

懐かしい歌「村の鍛冶屋」~三年前の思い出から

日記をめくっていたら、ちょうど三年前の今日29日、前進座の「ちひろ」の仙台公演を観てきた日だった。画家いわさきちひろの生涯を鵜山仁さんの演出で演じた味わい深いものでした。日記には劇中の一場面からうれしいエピソードをメモしていた。 舞台の中で歌…

【第2回】国語なやんでるた~る 案内

~ 憧れを知る者のみ、わが悩みを知らめ ~ 11月27日の第1回「国語なやんでるた~る」は、『ないた赤おに』(小5)の授業実践報告と、これから授業を行うことになる『世界一美しいぼくの村』の授業づくりを行いました。 『ないた赤おに』の授業報告を…

季節のたより88 オニドコロ

暮らしとつながる在来種 消えゆく野老堀り 木々が木の葉を落とし、野山は寂しくなりました。初冬の陽が山の斜面を低く照らしています。茶色の山肌に何か逆光に光るものがあるので近づいてみると、灌木に巻きつくツルに穂状につらなるたくさんの果実でした。…

これからの部活動、どうしていくか?

教師の多忙化が言われるようになって久しい。教育行政も重い腰を上げ「働き方改革」を言ってはいるが、英語や道徳、タブレットによるICT教育の本格的実施、さらにはいじめのアンケートにその対応、保護者からの学校に対する様々な要望等々、教師の仕事は減る…

《ふゆの こくご講座》のご案内

「年始に詩」 を、 そして 「年末の締めに詩」 を! 今年2月の「こくご講座 ウっシっ詩」から、あっという間にもう年末です。2月の「ウっシっ詩」、覚えてます? ウシ年はじめの詩の学習会というので付けたネーミングです。妙ちくりんなネーミングですが、こう…

国語なやんでるた~る、今年も始まります!

タイトルの通り、これからの授業づくりに向け「国語なやんでるた~る」が始動します。どういうわけか毎年「国語なやんでるた~る」が始まるのは11月末から12月だなあと、そんな思いが浮かんできました。これといった理由があって、この時期にしているわ…

走りながら、その先へ 04

走って出会った「スゴイ!」人たち (その2) 前回、走り始めてから出会ったスゴイ人を2人紹介しました。実は、身近なランニング仲間にも、「スゴイ!人」がいるのです。今回はその2人を紹介したいと思います。 【その3:昔キャンプ仲間→今ラン友でスゴ…

少年の日のこと

どういうわけか、歳が重なるにつれて、仕事上でのことはもちろん、ほとんど語ることのなかった自分の小学校(国民学校)時代のことまで妙に浮かんできて、「吐け」「吐け」と体のそちこちをつつく。 吐けば少しは気が楽になるならばと、きわめて個人的であり…

季節のたより87 セイタカアワダチソウ

黄金色に群れなす花 花粉症の犯人は冤罪 秋の野草たちが花の終わりを迎えています。この季節に突然のようにあちらこちらで黄金色の花が目につくようになりました。セイタカアワダチソウの花です。北米原産の帰化植物でキク科のアキノキリンソウ属の多年草で…

走りながら、その先へ 03

まだまだヒヨッコ 走って出会った 「スゴイ!」 人たち 2014年の秋に走り始めて7年。今でも何とか走ることを続けられています。よく続いているなぁと。自分を褒めたい気持ちになるところですが、いやいやとんでもない。自分なんてまだまだヒヨッコです。…

あなたは、鈴木道太さんを知っていますか?

講演会『鈴木道太の実践に学ぶ』 講 師 増山 均 さん(早稲田大学名誉教授) ※ 資料代:300円 日 時:11月13日(土)13:30~15:30 場 所:フォレスト仙台2F 第10会議室 食欲の秋、読書の秋、学習の秋です。 みなさんは、鈴木道太さんをご存じですか? 私…

季節のたより86 マユミ

緑白色の小花と真っ赤な種子 弓や和紙の材にも 秋も深まり、赤い木の実が目立つようになってきました。いつもの散歩道で、淡紅色の実が割れ赤い種子が飛び出している木に出会いました。マユミの木です。 マユミはニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木で、身近な…

【教育のつどい案内】やれること・できることを!

今年の教育のつどいは、対面・オンライン併用です! みやぎ教育のつどい、昨年はコロナ初年度で、手探りのなかシンポジウムと記念講演のみの開催となりました。今年は2年目です。昨年の経験と、この間のスキルの上達を踏まえて10月30日(土)に、対面・オ…

労働者諸君! 今日も一日ご苦労様でした

タイトルから「ははぁ、これは寅さんのセリフだ」とピンとくる方は、まさに寅さんファン。《ところで寅さん、あなたは労働者?》と尋ねたら何と答えるだろう。「労働者諸君と一緒にされちゃあ困るなあ。オレかい? 俺は自由業よ。自由気ままに仕事してるのよ…

宮城の教職員のみなさん、ご協力ください!

GIGAスクール構想、みやぎ実態調査アンケート! みやぎ教育文化研究センター研究部 私たちは、昨年度、コロナ禍の中の学校教育の課題について、アンケート調査を実施させていただきました。今年度は、その後のコロナ禍の継続下において、ICT教育が急速に政策…

季節のたより85 オケラ

古名は「うけら」万葉人の思いや感性を今に伝えて 「オケラ」と聞くと、昆虫の名前を思いうかべる人が多いと思いますが、これは古くから日本に自生している植物の名前です。昆虫のオケラは、コオロギの仲間である「ケラ」に接頭語の「オ」がついて「オケラ」…

教育ささえる星ひとつ "すばる" (2)

北村秀雄さんのこと 私の書棚に鈴木道太さんの著書が10冊ぐらい並んでいるが、そのうちの1冊(『戦後子どもの考えはどう変わったか』)は、鈴木道太さんが亡くなられた後で北村さんに届けていただいたものだ。それには、次のような手紙が添えられていた。…

教育ささえる星ひとつ "すばる" (1)

北村秀雄さんのこと 北村秀雄さんは「きた出版」の創業者である。もし、北村さんがこのタイトルを目にしたら、あわてて「先生、そんな、やめてください!」と言うに違いない。私の知っている北村さんを一言にするなら、そのような方である。 私が北村さんに…

私だけではあるまい

今日は9月29日。自民党の総裁選挙当日である。あと数時間で新総裁が決まる。ここ2週間あまりは4人の候補者の動向を伝える報道が連日続き、うんざりしているのは私だけではあるまい。4人の候補者には、いずれも安倍・菅内閣で果たしてきた役割をどう考…

季節のたより84 シラタマノキ

鈴なりの白い珠 ガク片が成長し本物の実をつつむ 秋から冬にかけて実る草や木の果実は、赤や黄、紫色が多いのですが、白色に熟す少数派もいます。なかでも真っ白な実をつけるものがシラタマノキです。 山歩きを始めた頃 初めて山地でこの実を見つけて、こん…

昔も今も・・・「個人の覚醒」は、望むべからざる事?

私のパソコンには、「ことば」という項目の部屋があります。退職後に設けたものですが、それでも、この部屋は20年を超えます。物覚えがきわめてよくないので、それを少しでもカバーしたく、主に本からの抜き書きを入れておく部屋です。何かの目的をもって…

大震災から10年、子どもの犠牲2つの教訓

今年8月19日に行われた全国教育のつどいの開会行事「東日本大震災から10年」で、所長の高橋達郎が、特別報告『宮城からの「いのち」の教訓』を行いました。その時の報告に若干加筆したものを以下に紹介します。これまでの取り組みからの教訓を話をしました…

季節のたより83 オミナエシ

秋を知らせる七草の一つ 万葉の頃から親しまれた花 気がつくと日は短くなり、季節はいつの間にか、夏から秋へと移行しているようです。秋を感じさせる草花といえば、万葉の歌人、山上憶良が詠んだ「秋の七草」があげられます。そのなかの1つがオミナエシの…

走りながら、その先へ 02

走るようになって気付いた「ポイ捨てゴミ」の多さ 松島周辺の川沿いや堤防上の道。国道・県道。そして里山の中の道などを走るようになって初めて気付き、ずっと気になっているのが,ポイ捨てゴミの多さです。空き缶、ペットボトル、弁当、お菓子の袋などプラ…