mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

終わらない授業 ~ 傷をめぐって ~

宮地尚子さんの『傷を愛せるか』というタイトルを見て、即座に思い出したのは中学3年のときの道徳の授業。今思えば、その授業は校内研究の取り組みとして行われたものだろう。教室の後ろには、多くの先生たちが顔をそろえていた。授業は、一つの読み物教材…

季節のたより112 ガマズミ

甘酸っぱい赤い実 人の暮らしに密着した木 晩秋から初冬にかけて赤い木の実が目につくようになります。ガマズミの木の実もその一つです。 ガマズミの赤い実は、はじめは酸っぱいだけなのに、晩秋に霜が何度か降りると甘みを増して食べごろになります。こども…

ドキュメンタリー映画『かすかな光へ』上映会のご案内

ドキュメンタリー映画『かすかな光へ』は、つねに生きること、学ぶことの意義を問い続けた教育研究者・大田堯さんを追ったドキュメンタリー映画です。 2011年に製作されたものですが、 今なお各地でこのような上映会が持たれるのは、そこに教育・子育て…

今年もやります! 国語なやんでるた~る

国語なやんでるた~る ~ 憧れを知る者のみ、わが悩みを知らめ ~ 『ヒロシマのうた』、作品の魅力を探る ~どうやるの? 教材研究って~ 日 時:11月26日(土)13:00~16:00 ところ:フォレスト仙台 4F 宮教組会議室 (参加費は、300円 ※組合員無料…

季節のたより111 メグスリノキ

日本のみ自生の民間薬の木 学名にみる日露の交流 「紅葉」と聞くと、真っ先にイメージするのは、モミジやカエデでしょう。そのモミジやカエデの紅葉が終わる晩秋に、紅葉のトリを飾っているのが、メグスリノキです。 メグスリノキの紅葉。サーモンピンク色の…

皆既月食をみながら想う

月の左下の小さな点のように見えるのが、欠ける前の天王星 昨夜は『皆既月食』。その上、同時に442年ぶりの惑星食となる天王星も月に隠れる『天王星食』も見られるということで、テレビなどでも大きく取り上げられていました。久しぶりに天王星という名を…

【企画紹介】震災を語り伝える若者たち『いのちがまんなか』

みやぎ教育相談センター所長として日々の仕事のみならず、「震災を語り伝える」教え子たちの活動を支え・応援している瀬成田さん。 この11月も、26日(土)に行われる企画「いのちがまんなか」の準備で大忙しです。以下は、瀬成田さん本人による熱い、あ…

まなびも色づく、秋の日々~ 東北作文の会 学習会 ~

来年夏の全国大会に向け一段と張り切っている「宮城作文の会」のみなさんですが、11月19日(土)には、東北地方のみなさんを含めての充実した秋の学習会を企画しています。オンライン参加も可能です。ぜひ関心のある方は、ご参加ください。(申し込み等…

妄想列車が行く ~ 戦後社会と、大人と傷と ~

今年も残すところ2ヶ月を切った。歳を重ねると、これからのことも気になるけど、これまでのことも気になり始めるものなのだろう。すでに、これから生きていくだろう時間より、生きてきてしまった時間の方が確実に長くなりつつあるのだから。 前回diary『「傷…