mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

西からの風23 ~私の遊歩手帖9~

『ゴッホの手紙』とやっと出会う2 印象主義の只中から、つまり外なる世界、自然と人間の色彩が画家の内なる世界・魂を光を放って刺激する、その色と光の様相の描写に専心するというベクトル、「イン・プレス」というベクトルの中から、その正反対の志向に担…

東京エキストラ物語3 ~ ゴーイング・マイ・ホーム ~

mkbkc.hatenablog.com 「あした、東京に行っていいかな?」 「お母さんのこと? このところずっと行ってたのに」 「お袋のことじゃないよ」 「じゃあ、なに?」 「いや、ちょっと・・・、是枝さんのトークショーがあるんだよね。」 「是枝さんの話を聞きに行…

季節のたより42 ナナカマド

白い花、羽状の葉、紅葉、赤い実が楽しめる樹木 ナナカマドの赤い実が似合うのは、雪の綿帽子をかぶった街路樹。特に北海道ではこのナナカマドを市町村の木と指定しているところが多く、美しい街路樹の街並みが見られます。 旭川に生まれた作家井上靖は、市…

台風19号の被害を受けた丸森へ(その5)

12月16日(月)復旧の手伝いへ ⑦ 初めての普通日。参加者が少ないことは分かっていたが、ほんとにまばらだった。だからすぐに要請が来ているお宅の説明があった。今回は軽トラ2台と7名での作業。大張・耕野地区は行ったことがないので、迷いながら到着…

山極寿一先生の高校生公開授業、まだ参加申込みできます!

霊長類学・ゴリラ研究では第一人者の山極先生(京大総長)による高校生公開授業、面白そうだけど難しくないかなあ、話について行けるかなあと思案したり、きっと募集は終わってしまっただろうと諦めたり、他の高校生も一緒で気恥ずかしいと思ったり、そんな…

『国語なやんでるた~る』を終えて ~今と未来を妄想する~

11月末から行ってきた『国語なやんでるた~る』は、12日の会で一区切りつきました。会はとても活発なやりとりがされて、とても楽しいものでした。それだけに参加者が少なかったのはとても残念な気がします。 主催の私がいうのは自己満足にすぎないと言われそ…

『冬の学習会』は、1月5日の1日開催です!

記念講演講師は、前川喜平さんです! 新年を迎えて、新たな気持ちで仕事に取り組みたい。そんな思いに応えるのが、年明け早々の1月5日に開催される『冬の学習会』です。 今回の記念講演の講師は、あの加計学園問題で一躍ときの人となった前川喜平さん。聞…

季節のたより41 ヤツデ

天狗のハウチワのような葉、雄花が雌花へ変身 1年のうちで、陽のさす日が最も短い季節になりました。雑木林は、わずかに常緑広葉樹だけが暗い緑を残しています。多くの植物にとって試練のときですが、この季節を選んで凛然として咲いている花もあります。ヤ…

今年最後かな? 第3回『国語なやんでるた~る』案内

5日の『国語なやんでるた~る』は参加者が少なくて、主催者としては申し訳ないなあという思いが起きるのですが、一番大事なことは来てくれたみなさんが、帰るときに「来てよかった~」「また来よう!」と思ってくれるような内容をつくることですよね。 その…

西からの風22 ~私の遊歩手帖8~

『ゴッホの手紙』とやっと出会う1 読みたい、読もう、と思いながらも、結局読まないできた『ゴッホの手紙』、ゴッホが弟テオや心許した若い友人画家ベルナールに書き送った膨大な書簡の束、それを遂に読む機会を得た。 ついこのあいだ、10月(2019年)、上…

台風19号の被害を受けた丸森へ(その4)

11月30日(土)復旧の手伝いへ ⑥ 今回もS氏とともに軽トラでの搬出作業をした。新丸森橋のすぐ袂、水没した町営住宅の端っこに位置するお宅だった。阿武隈川の堤防がすぐそこに見えていて、あれが決壊していたら家ごと流され死んでいたろうと明るく話し…

西からの風21(葦のそよぎ・好きになれたら)

今年もあと少しで終わりだなあ~などとしみじみ感慨にふけってみたいものだが、そうはいかない。今は次号の「つうしん97号」をどうするかで頭を悩ませている。今回は「授業」をテーマにしようと決まったのだが、その具体的な内容と執筆をどうするか・・・、そこ…

第2回『国語なやんでるた~る』案内!

12月を迎えてみなさんも忙しいと思いますが、この『国語なやんでるた~る』も毎週開催なので終わるとすぐまた次の案内と、その準備に大忙しです。 ということで、今週木曜(5日)に第2回を行います。1回目に出ていなくても大丈夫です。ぜひ参加ください…