mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

対話から新たな考えや協同を ~ 新年を迎えるにあたって ~

2018年も残り2日となりました。28日は午後から事務局員でセンターつうしん93号の発送作業。これがセンターの御用納になりました。毎度のことですが「つうしん」作りは特集内容で悩みます。やっとテーマが決まったと思ったら次は執筆者を誰に依頼す…

冬の学習会は、1月5・6日の2日間です!

今年も残すところあと3日です。昨日の、今年最後の仕事は『つうしん93号』の発送作業となりました。みなさんには、今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 年明け最初の仕事となる「冬の学習会」についてご案内します。年…

今年最後の3連休は、映画ざんまい

今年最後の3連休は、映画の世界を堪能しました。初日は仙台フォーラムで上映が始まったばかりの「十年」を鑑賞し、中日は「ハッピーアワー」や「寝ても覚めても」などで注目の映画監督・濱口竜介さんによる映画講座に参加しました。 映画「十年」は、香港で…

西からの風4 ~教室にて2~

◆もうひとつのイジメの場、部活 バンド「神聖かまってちゃん」のリード・ヴォーカルである の子(のこ) は歌う。歌「友達なんかいらない死ね」で。 ショットガンであいつの頭ぶちぬいてやる/ シチューで食べたいやつがいる/ お友達ごっこしなくちゃいけないな…

教育や学校が大事にすることは ⁇

過日の国語学習会で、私に与えられた時間と役割は限られており、他のことに時間をとったら、役割を果たせなくなることを承知の上で、とうとう自分を抑えきれずに、冒頭で直接関係のない(?)ことをしゃべってしまった。雑誌「世界」12月号「移民社会の〈…

西からの風3 ~私の遊歩手帖2~

◆ 「叫び」― ムンク 僕にとって「遊歩」とはつねに共振すべき何ものかとの出会いを求めての歩行である。—— そう書いた。この「私の遊歩手帖」の第一回目の終わりに。ルオーの作品「ミセレーレとゲール(憐れみと戦争)」との出会いを糸口にして。その出会い…

季節のたより18 ビワ

寒さに向かって 咲きだす花 寒さに向かって咲き出す花があります。サザンカ、ツヤブキ、ヤツデなど、数は少ないですが、ビワの花もその一つ。多くの草木が春の暖かさを待って花を咲かせるのに、これらの植物は進化の過程でわざわざ他の植物とは逆の生き方を…

ホントに今年最後? 国語なやんでるた~る

やっと風邪が治りました(まだちょっと咳が抜けないのですが)。師走の忙しさも、何とかこれで切り抜けられそうです。 さて12月は以前にちょっと書いたようにセンターの企画が目白押し。先週末には社会科歴史の授業づくりの学習講演会がありました。これで…

大江健三郎「親密な手紙」から ~ 野田寿子「母の耳」へ ~

大江健三郎さんの『「伝える言葉」プラス』に「親密な手紙」というタイトルの文章がある。大江さんは、「子供の時、本を読んでいてある言葉を(ある文章を、そして時には本の全体を)、これは自分にあてて書かれている、と思い込むことがありました。」と書…

【高校生公開授業】今回は歴史教育の第一人者・加藤公明さんが授業をします!

受講高校生を大募集! みなさんご参加ください みなさん、お待たせしました。今度の高校生公開授業は、歴史それも日本史に切り込みます。今回授業をしてくださるのは、加藤公明さんです。 加藤さんは、千葉県の高等学校で生徒たちと「考える日本史授業」に取…

季節のたより17 ツクバネ

4枚の羽根をもつ 回転する木の実 木の葉を落とした雑木林は、冬の陽が低く射し込んでいました。山道を歩くと頭上でキラリと光ったものがあります。近寄ってみると、崖の斜面に高さ2m程の低木が生えていて、その枝にツクバネの実がゆれていました。4枚の…

12月の研究センターは、企画が目白押し!

もう12月、何でこんなに1年経つのが早いんでしょうね。小学生の時には、学校が大嫌いで大嫌いで、早く夏休みにならないか、早く冬休みにならないかと思ったものです。12月になったら「もういくつ寝るとお正月、お正月には餅くって腹をこわして死んじゃった…

高校生公開授業やりますよ! それに先立つプレ企画です

高校生公開授業はどうなっているのだろう? やらないのだろうか? などと思っていた方もいらっしゃるかもしれません。ご安心下さい、今年度は年明けて2月10日(日)に行います。 今回は日本史、歴史の授業です。授業をお願いしたのは加藤公明さんです。加…

西からの風 2 ~教室にて1~

◆「見下せる相手探し」の欲望の発見者——ニーチェ 私がいま非常勤講師を務めている或る大学の講義をとおして発見したことや考えたこと、その点描を重ねてみたい。その重なり、連続線がいったいどんな風景を浮かび上がらすか、あらためてそれを観たくなったの…