mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

季節のたより108 キバナアキギリ

日本の野に咲くサルビア 唇形花が持つ受粉のしかけ うっそうと茂っていた木々の葉が色づき始めました。散歩道を歩くと、夏の間、静かに養分を蓄えていた秋の野花が、待ちかねたように花を咲かせています。 小川近くの、やや半日かげの草むら周辺が、明るく彩…

今は昔、電車のなかの過ごし方

仁さんが、diaryに下校途中の子どもたちが、「手のひらを太陽に」を《僕らはみんな生きてるが、生きている気がしないんだ》と歌っていたことを「衝撃的な替え歌」と題して書いていた。替え歌には、コロナ禍をはじめとする現代社会の生きづらさが反映している…

意味が通じればいいのだろうか

夏のこくご講座で、助詞の「と」と「でも」をめぐり楽しい議論が交わされたことは、8月30日のdiaryに書きました。 その後、こくご講座の世話人でもある千葉さんは、小学校の国語教科書のなかで助詞がどのように使われているのかを調べ、その内容を文章に…

きみは、福島を見たか? 被災地応援視察ツアー紹介

9月末発行予定の『センターつうしん108号』の校正が大詰めを迎えています。108号のテーマは『子どもたちと平和を考える』。それに関わって教育実践を2つ取り上げました。共通に語られているのは「他人ごと」ではなく、「自分ごと」として平和や戦争…

おすすめ映画『ブータン 山の教室』 

~ 子どもの笑顔という希望 ~ 定年延長が間近に迫ってきた。どうやら私は、64歳が定年らしい。ただでさえ厳しい労働条件、労働環境に晒され「60歳まで働けるのか」というのに・・・。さらに「学力向上」、「タブレットドリル」、「コロナ禍による子どもや…

『映画の本棚』~ 観てから読むか 読んでから観るか ~

近島さんの『花と木沓』(9月9日のdiary)と一緒に紹介しようと思っていた、もう一冊を紹介します。 本のタイトルは『映画の本棚』(同時代社)、著者は佐藤博さんです。元中学校教師で、現在は教育科学研究会(教科研)の常任委員として、教科研の運営や…

今は昔、こんな校長さんたちがいた ~ オレは幸せ者11 ~

オレの教職年数は、組合専従3年間があったので、実質35年間。その間、ご一緒しお世話になった校長さんは13人。そのうち、今振り返って、どうしたわけか、記憶に残る話し合いのない方がお二人いる。お二人ともご一緒したのは1年ずつだったからかもしれ…

季節のたより107 アキノノゲシ

ケシの名でもキク科の野花、 食べられるレタスの仲間 郊外の休耕田と思われる草むらに、他より抜きん出て立ち上がり、枝先に淡いクリーム色の花をたくさんつけた野花が咲いていました。アキノノゲシ(秋の野芥子)の花です。 タンポポをひとまわり小さくしたよ…

『花と木沓』、物静かな北国からの風のたより

画家・小野千世さんの幻の絵日記を書籍化! 先のdiaryで、東京にお住まいのUさんが「NHKアカデミア」のことを教えてくれたことを書きました。今回は、研究センターで出会ったみなさんから届いた「す・て・き・な・お知らせ」を紹介します。 一つは、7月9日…

あぁ~ごめんなさい。でも楽しみです!

8月末の事務局会議は、今後の取り組みについて話し合いを行いました。その一つに、高校生公開授業があります。学びの場は学校だけではない。学校以外にあってもいい。学術文化の第一線で活躍されている方々と高校生たちとの出会いの場をつくりたい。1日だ…

夏の出来事2題   替え歌と絵本

久しぶりになるこのコーナーに、この夏、私が出会った2つの出来事について書いてみることにした。 第1の出来事は衝撃的な替え歌。 夏休みに入る直前、用事があって教育文化研究センターにでかけ、その帰りに駐車場に向かうところで、手荷物をいっぱい抱え…