mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

西からの風28(葦のそよぎ・雨の連休)

五月の連休に、ぼくは二人のこどもを連れて、テントを肩にかつぎ南紀をまわった。紀伊半島を勝浦まで列車で南下し、そこから捕鯨の発祥地として有名な太地に遊覧船で渡り、そこでキャンプをはった。つぎの日、新宮から十津川をバスでさかのぼり熊野本宮に宿…

季節のたより54 ツルアジサイ

野生のアジサイ 山地の樹木に挑むクライマー 梅雨の頃、雨にぬれて新緑が美しい森や林を歩くと、あちこちに白い花が目立ちます。そのなかで、樹木全体が真っ白に見えるほど、白い花を咲かせているものがありました。その樹木が花をつけているのではなく、樹…

子どもは、いつ「大人」になるんだろう・・・

仁さんのDiary「大人たちよ、『内なる子供』の声に耳を澄まして」を読みながら、この話の前提の「大人」とは、これ如何に? そんな思いが湧いてきて本棚から取り出したのは、野矢茂樹さんが編者となっている『子どもの難問』(中央公論新社)だ。 哲学者が、…

『達ちゃん先生』からの応援歌~コロナな日々をゆく~

3か月ぶりの学校、子どもたちはどんな思いでこの休みを過ごし、どんな願いを胸に抱いて学校に通うだろう。私は、突然の休校後3月で再任用の終了。新年度の準備には立ち会えない残念さを感じながら、学校現場を去りました。 もし私が学校にいて学級担任だっ…

季節のたより53 ギンリョウソウ

銀白の竜の姿 光合成をやめた森の植物 6月は梅雨の季節。雨上がりの日などに森や林を歩いていて、薄暗い林床で、キノコのような、草花のような、全身が真っ白なものに出会ってびっくりしたことはないでしょうか。 この不思議なものは、キノコではなく、日本…

大人たちよ、「内なる子供」の声に耳を澄まして

遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、 遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動(ゆる)がるれ。 よく知られた平安時代末期の歌謡集『梁塵秘抄』(巻二)に出てくる「今様」。蛇足ですが、「今様」は平安時代の七五調の四句で詠うはやり歌です。 勉…

百聞は一見に如かず、教科書展示会に行ってみませんか!

中学校の教科書採択に向け、 教科書展示会がおこなわれます。 この夏から秋にかけて、全国各地の教育委員会で、来年度から中学生たちが使う教科書の採択が行われます。その教育委員会での協議の前に、教科書検定を通った全ての教科書の展示会が県内各地で、…

新しい生活様式、わかるけどしんどいなァ

朝のテレビでは、東京の小池都知事が夜の仕事を中心に感染者が増えていることを話していた。仕事をしている人たちにしてみれば、生きていくためにはそうせざるを得ない、仕方のないことなのだろう。この間のさまざまな状況をみれば、それに伴うリスクもわか…

センターも活動再開へ、エンジン全開!

6月に入って、県内の学校もほぼ始まりました(またいつ何時、休業になるとも限らりませんが)。センターも5月後半から通常の勤務形態に戻っての仕事となっています。 5月末の事務局会議では、4月以降中止となっていた定例の学習会を6月から様子を見なが…

宮城の教師たちがつくった『生活科教科書』誕生秘話

~『どうして そうなの』『ほんとうは どうなの』~ 「季節のたより 51 ケヤキ」のなかで、ほとんどの学校から歯牙にもかけられなかった生活科の教科書『どうして そうなの』『ほんとうは どうなの』を取り上げている。30年も前のことだがうれしい。千葉…