mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

手紙、そして待つこと

しばらく前に買ったまま積ん読状態になっていた吉野弘さんのエッセイ集『詩の一歩手前で』を手に取る。目次の中にあった「手紙」というタイトルが目に留まった。そうそう何かの本でだったか? 吉野さんは送られてきた手紙を大事に保管されていたということを…

今年最後の 第3回こくご講座

ずいぶんと寒さが厳しくなってきました。みなさん、風邪などひいてませんか。 10月の第2回に引き続き、第3回のこくご講座を行います。 教科書に載っている物語教材をもとに、作品をどう読み、どうしたら子どもたちと楽しい授業をつくれるのか? 話題提供者…

11月20日 武者小路実篤の「人生論」に想う

今になっても「死んだ子の歳を数えている」と思われそうだから口に出すことは押さえているが、何年経っても、「~そして、人が どんなに しぜんに ささえられて いるかを おしえられて、みんなで どう 生きるかを かんがえながら 生きて いく。」を結びの文…

映画『リトル・ボーイ』 愛と勇気の物語のために吠えろ!

以前に「つうしん」の原稿をお願いしていたこともある清眞人さん(元 近畿大学教授)が、教育科学研究会の機関誌『教育』12月号(特集は、「反知性」社会と教育)に、「学生の世界認識と歴史を生きる苦痛と希望」と題した論稿を寄せている。 その冒頭で、少し…

おやじのせなか、おやじの存在

土曜の朝、新聞を読んでた我が家のよっちゃんが「これ、面白いよ」と切り抜きを寄こした。憲法学者の木村草太さんが「おやじのせなか」欄(11月11日付・朝日)に「ドン・ガバチョの歌『大事だ』」と題して、今は亡きお父さんのことを書いている。 木村さんの…

11月5日 子どもとどんな作品で向きあうか

「ぼくには、鼓の音が聞こえない!」 と言ったSさんの言葉と、その場の様子は何年経っても忘れない。 たくさんのことを教えていただいたKさんの卒業授業検討会は学校からそれほど離れていない小さい温泉宿でもたれた。 Kさんが授業で中学1年生に取りあげた作…

熱戦の日本シリーズの裏側に

プロ野球日本シリーズは、野球好きの私にとっては、連日のゲームの展開にテレビに釘付けの状態となった。優勝が決まった翌日の全国紙A新聞に、優勝に導いた監督やチームの育成方針に関する記事が掲載され、勝敗以上に興味深く読んだ。読まれた方も大勢いる…