mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

今年 夏の東北民教研は、男鹿集会です!

 東北民教研は、東北地方の先生方をはじめ、教育・子育てに関心を寄せるみなさんが一堂に会し、日々の取り組みや実践について話し合い確かめ合い共有し、ともに成長し合う貴重な場です。

 案内チラシを見ると、宮城からの参加者も次のような分科会でそれぞれ発表・提案します。「国語と教育」(千葉政典さん、佐藤正夫さん)「作文と教育」(鈴木裕子さん)、「身体と教育」(江島悦子さん、久保健さん、山口紋佳さん、鎌田克信さん)、「国民教育運動」(賀屋さん)、「生活科・総合学習と教育」(小野寺勝徳さん)、また特別分科会では、当センター所長の高橋達郎さんも発表します。

 今年の東北民教研は、8月8日(木)9日(金)10日(土)の3日間、秋田は男鹿(温泉)を会場に行われます。ぜひご参加ください。 

 第71回 東北民教研  男鹿集会
 ◆日 時:2024年8月8日(日)~ 10日(火)3日間
 ◆会 場:男鹿温泉「男鹿観光ホテル」
            (男鹿市北浦湯本草木原21 TEL 0185-33-2121)
             男鹿市北陽小学校(9日のみ)
                            男鹿市北浦北浦表町字表町19 TEL0185-33-2440)

 【参加費】
   教職員・退職教職員 ・・・3,000円(1日のみ・・・1,000円)

   一般(保育士、父母等)・・・1,000円(1日のみ・・・500円) 

   学生・大学院生 ・・・ 無料
   ◎保育(2歳以上)・・・ 無料

   ◆集会記録集(希望)・・・1,000円
   ◆弁当・お茶(9日)・・・1,000円(要予約)
   ◆夕食交流会費(9日)・・・無料  

 【宿泊について】
    1泊2食(12,000円)秋田県・・・教職員互助会の宿泊補助券利用可
        幼児(6,000円) 小学生(8,000円) 中学生以上(大人料金)
    ※ 一人部屋、二人部屋を希望する場合は加算料金となります。

    宿泊申込最終締切 7月25日(木)です。

 【参加申し込み・問い合わせ先】
    宮城民協連事務局(Email:kzmhksn@yahoo.co.jp) まで。

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 ★主な企画・内容
 記念講演(8日 13:30~15:30)
   子どもの声を聴き、 生きる希望を育む
           ~ はじめに子どもありき ~
    講 師 土佐 いく子 さん
  (和歌山大学講師、なにわ作文の会会員、臨床教育学会会員)

 分科会(16の分科会が行われます。詳細はチラシ参照)
  ◎国語と教育 ◎作文と教育 ◆社会科と教育 ◎算数・数学と教育
  ◎理科と教育 ★音楽と教育 ◆美術と教育 ◎身体と教育 ◎生活指導と教育
  ◎高校生と教育 ◆幼年と教育 
◎障がいのある子と教育 ◎学校と教育
  ◎国民教育運動 ◎生活科・総合学習と教育 ◆不登校・ひきこもりと教育

   ※ ◆印の分科会は、開催日が8日、9日の2日間。
     ★印の分科会は、開催日が8日のみ。

     特別分科会(9日 15:30~18:00)
 (1)子どもと教師の生きづらい学校を問う
 (2)2016年「葛西りまさん・いじめ自殺事件」の考察
      ~あの時子ども達に何が起きていたのか~

 (3)北方教育から何を学び、今にどう生かすか
 (4)平和のバトンを子どもたちにどう渡すのか
 (5)東日本大震災から学ぶ
 (6)福島第一原発事故13年の現状とたたかい

私たちも『夏休み こくご講座』を開催しま~す!

 他のサークルや団体の研究会や大会の紹介ばかりしてて、研究センターは何もやらないのか? と言われそうですが・・・、ご安心ください。
 今年も夏休み恒例の『こくご講座』を8月1日(木)13:30~16:30まで、フォレスト仙台4階・4B会議室で開催します。

  

 毎日毎日、国語の授業はしてるけど、どうもいま一つ楽しい授業がつくれないんだよなあ、そもそも国語の授業ってどう進めていいかよくわからないだよ等々、いまさら人に聞けないし、みんなはどうしてるんだろう? そんな悩みや思いをしていませんか。

 今回は、原点に返って、どのような教材研究や準備が大切なのか。また実際にどう進めて行ったらよいのか・・・etc  日頃の悩みも含めて国語・物語の授業づくりについて考えていきます。

 第1部は、国語の授業づくりを中心にずっと教師人生を歩んできたベテランの斉田久典さんが4年生教材の「ごんぎつね」をもとに、子どもたちとたのしい授業をするためのポイントや進め方について話をします。
 第2部は、新任2年目の亀田さんが、夏休み以降の授業となる「ゆうすげ村の小さな旅館」(3年生)をもとに、子どもたちとどんな授業をしたいか授業イメージなどを出しながら授業づくりをみんなで考え合いたいと思います。
 7月末までの仕事に一区切りつけ、気分一新、職場を離れての学びもたのしいですよ。当日参加もOKです。ぜひふるってご参加ください。お待ちしてます。

夏休み、学びは東松島にも~ありました!

  新英語教育研究会の大会が、東松島で行われます!

 先のdiaryで「学びは全国へ広がる!」と銘打ちましたが、実は足もとでも広がっていることが判明。
 学校体育研究同志会の大会はすでに紹介しましたが、なんとそのお隣の東松島市で新英語教育研究会の全国大会が8月3日(土)・4日(日)の二日間にわたって行われることがわかりました。今年の宮城の夏は、去年以上に熱気ムンムンの暑~い夏になりそうです。


大会の詳しい内容と参加・申込みは、【新英語教育研究会HP】をご覧ください。

 コロナ以降は、ずっとリモートによる大会開催。今回の宮城大会が、コロナ以降初の対面での開催となります。やっぱり、みんなで集まってわいわいがやがや学ぶのが、一番元気も出るし力にもなりますよね。

 3日(土)は、開会行事と記念講演、そしてアラカルト講座では小学、中学、高校、大学、特設ICT、ワークショップに分かれて授業実践について学び合います。
 4日(日)は、7つの分科会( ①小学校・中学入門期 ②教科書・自主教材と読み取り ③英文法をどう考え、どう教えるか ④自己表現、音声によるコミュニケーション ⑤学力と評価・遅れがちな学習者の指導 ⑥仲間と学ぶ協同学習 ⑦平和・環境・人権・SDGsの教育に取り組む)を行います。
 午後は、東日本大震災の震災遺構を訪ねるオプショナル・ツアーや、オプショナル・イベントとして映画上映も行われます。

 なお3日(土)の記念講演は、国際ジャーナリストの堤未果さんが、4日(日)のオプショナル・イベントでは、アメリカの核実験による被害と女性たちの行動を描いたドキュメンタリー映画「SILENT FALLOUTを上映します。
 記念講演とオプショナル・イベントの映画に限っては、どちらも各1,000円で参加可能とのこと。またとない話と映画を聴ける・観られる機会です。
 お近くの方は、ぜひ参加してみてはいかがですか。おすすめします。

     

季節のたより151 コバギボウシ

  夏の湿原に似合う花  ハチに合わせた花の形

 夏の湿原を訪れたことのある人なら、きっとこの花を目にしたことがあるでしょう。ヤマユリオニユリなどに比べると華やかではなく、ふだんは陰におかれる花ですが、夏の湿原に立つとこれほど似合う花はないように思えるのが、コバギボウシの花です。
 すっくと立つ薄紫色の清楚な花は、湿原を渡る涼しげな風にゆらいでいました。


   湿原に咲くコバギボウシの花 背景に咲いているのは高山植物のキンコウカ

 コバギボウシはキジカクシ科ギボウシ属の多年草で、本州から九州までの日当たりの良い乾燥しない林縁や草地によく見られます。特に湿原に好んで生育しています。
 ギボウシというのは、個別の植物名ではなく、一般にギボウシ属に分類される植物の総称として用いられています。
 ギボウシの原産地は東アジアの温帯地域ですが、「日本が世界でも最も野生種が多く、20を超す」(湯浅浩史「花おりおり」)とのことです。
 日本国内の野生種で最も普通に見られるのが、コバギボウシオオバギボウシです。2種の細かな違いはいくつかありますが、大きな違いは「小葉」と「大葉」の名前の通りです。

 
 コバギボウシ(細長い葉と薄紫色の花)   オオバギボウシ(大きい葉と白い花)

 ところで、このギボウシという聞き慣れない名前は、どこから来ているのでしょう。
 ギボウシは擬宝珠(ぎぼうしゅ)の転訛で、この植物の包葉に包まれた若いつぼみの姿が橋の欄干につけられた擬宝珠という飾り物に似ていることに由るのだそうです。

 
  オオバギボウシの若いつぼみ       橋の欄干につけられた擬玉珠

 コバギボウシは春先にくるりと葉を巻いた形で芽吹きます。広げた葉は、先がとがった細長い楕円形。葉脈はくぼんで目立ち、葉の根元は茎に向かってしだいに細くなり、葉柄の翼のようになっています。
 幅のある小ぶりの葉は、うっかりするとオオバコに見えなくもなく、英名のplantain lily(オオバコユリ)の呼び名もそこからきているようです。
 コバギボウシの葉の形や大きさなどは、生育地や場所によってかなり変異が多いのが特徴です。

 
 コバギボウシの芽吹き        オオバコにも似ている葉

 コバギボウシは梅雨に入ると急速に成長し始めます。やがて、重なり合った葉の真ん中から茎を伸ばし、その先に若いつぼみをつけます。

   
  葉の間から茎をのばす    コバギボウシの若いつぼみ     花の準備

 コバギボウシは伸ばした花茎に多くのつぼみを穂状につけて、下から順に開いていきます。花は朝に開いて夕方にはしぼんでしまう「一日花」です。花茎についた花を見ると、開いた花の上にはつぼみ、下にはしおれた花がついています。一度に咲いてしまわないのは、受粉の確率を高める工夫でしょうか。
 花はやや下向きにラッパ状に開いています。花びらが6枚のように見えますが、根もとでつながり細長い筒になっている合弁花です。
 花の色はふつう薄紫色ですが、ときおり白花や濃紫色の花が咲いているのを見ることがあります。花の内側に濃い紫色と淡い紫色、または白色の美しい縞模様が見られるのが、コバギボウシの花の特徴です。

 
   下から順に開花        先端がそり返る雄しべと雌しべ

 花のなかを見ると、雄しべが6本、かなり長い雌しべが1本。どちらも先端が極端に曲がり反転しています。曲がっているわけがすぐわかりました。マルハナバチがやって来て、花の筒の奥に潜り込み、蜜を吸ってせわしく飛び立つとき、雄しべの葯がハチの体に触れて花粉がついたのです。花粉をつけたハチが飛んで次の花に潜り込むとき、今度は雌しべの柱頭に触れて花粉をつけるのでしょう。             
 雄しべと雌しべの極端な曲がりようは、マルハナバチに花粉の送受粉を確実にしてもらうしかけだったのです。
 花の雄しべと雌しべがかなり離れているのも自家受粉を避けるためです。コバギボウシは花粉の送受粉をマルハナバチに託すことで、他家受粉の確率を高めていると思われます。

(コバギボウシの)筒状の花はマルハナバチ専用のケースのように、体がちょうどすっぽり入る大きさだ。そのため蜜を吸うマルハナバチは花にもぐると決められた姿勢をとらされる。さらに、雄しべと雌しべは花の入り口で急に上向きになっている。雄しべ雌しべに触れないような小さな昆虫がもぐりこんできても、この蜜には口がとどかない。チョウは口が長いが、近づこうとすると、羽が花びらにつかえてしまう。(田中肇「花の顔」山と渓谷社

 確かにコバギボウシの花にはアゲハチョウの仲間が集まってきますが、花に羽がつかえて蜜に口が届かないようです。コバギボウシの花は、マルハナバチだけが吸えるマルハナバチ専用の花とは驚きでした。                  

 
  蜜は花の筒の奥にあります。     花に潜り込むトラマルハナバチ

 チョウの仲間は長い脚で花粉に触れずに長い口を伸ばして蜜だけを吸ったり、花粉が羽に触れても羽の鱗粉が花粉をはじいたりするので、じつは花にとってあまりいい花粉の媒介者とはいえません。ところが、そのチョウの仲間であるアゲハチョウを巧みに利用している花がヤマユリの花(季節のたより55)です。

 ヤマユリの花は花びらを開放的に開いて蜜のありかにチョウの口が届くようにしています。ところが、花は下向きで簡単に吸えないようにし、チョウが蜜を探し羽をばたつかせている間にすばやく花粉をつけるのです。雄しべの葯はT字形でモップのよう、どんな角度に触れてもぴたりと羽に接して花粉をつけます。その花粉は一度衣服についたら染みがとれないほどのネバネバの粘着力で鱗粉にはりつきます。花屋さんでヤマユリの花の雄しべを切り取って売っているのはそのためです。

 コバギボウシの花はマルハナバチの体に合わせ、ヤマユリの花はアゲハチョウの体に合わせて花の形を変えています。何という自然界の不思議さなのでしょう。
 花たちは子孫を残すために確実に花粉を運んでくれる昆虫に合わせて進化してきているのです。

  
   アゲハチョウの羽が大きく、蜜まで   アゲハチョウに花粉を運んでもらう
   口が届きません。           ために特化したヤマユリの花

 先にコバギボウシの花は、朝開き午後にはしおれてしまう「一日花」と紹介しましたが、受粉はいつ行われているのでしょうか。

 「石川の植物」と題したホームページを執筆している本多郁夫さんの「コバギボウシ」の観察記録には、ほとんど徹夜の状態での観察の結果、「花は、深夜から早朝にかけて開く」「早朝、ほとんどの花で、受粉が終わってしまっていました。」と報告されています。
 コバギボウシマルハナバチのつながりは、花の形だけではなく、花を訪れるマルハナバチとの活動時間とも深く関係があるようです。 

 夏期の高温期にマルハナバチを導入すると気温の上昇とともに訪花活動が鈍ってくる。時には早朝や夕方しか訪花活動せず、その間は巣箱からまったく出なくなる。マルハナバチは10℃以上になると日の出前や日没後の薄暗い状態でも活動性が高い。活動適温は10~25℃で30℃を越える高温下では活動は著しく弱まり、35℃以上になると訪花はほとんど行われない。(アリスタ 現地レポート・渡邊敏弘「高温期におけるマルハナバチの避暑対策」より)

 コバギボウシの花は、深夜から早朝にかけて花開き、蜜をたっぷり用意してマルハナバチを待っているのです。まるでマルハナバチの最も活発に活動する時間帯を正確に知っているかのようです。

 
 コバギボウシの花は深夜から早朝にかけて花開き、受粉は早朝に行われます。

 受粉したコバギボウシの花は細長い実をつけ、秋に向けて成熟していきます。実は長さ2.5cmほどの薄い果皮をかぶった蒴果(さくか)です。実のなかは3つの部屋があり、種子が数個ずつ並んでいて、熟して乾燥すると3つに割れて種子がこぼれ落ちます。種子は黒色、1cmほどの楕円形で羽がついていて、風が吹くとさらに遠くに散布されて仲間を増やします。
 なお、地下には塊状の地下茎があって、細長い茎を出してその先にも新芽を出して増えていきます。

   
  実は細長い形      成熟していく実  熟すと3裂し、羽のある黒い種子が出て
                    くる。

 日本で古くから自生していたギボウシは、19世紀半ばにオランダ医学者として日本で活躍したシーボルトによりヨーロッパに紹介され、高い人気を集めました。株の根元から放射状に広がる葉、多様な葉の形、そして葉の中央から立ち上がって咲く花の姿が人々の心をとらえ、欧米では品種改良によって次々に新しい園芸品種が作られていきました。オオバギボウシの学名はそのシーボルトの名にちなんで Hosta sieboldiana(ホスタ・シーボルディアナ)とつけられています。
 ギボウシの園芸品種は、葉の大小、斑入り、花色などのバリエーションに富み、「ホスタ」の名で日本に逆輸入され、目を楽しませてくれますが、その原種となる日本のギボウシは、園芸種では感じることのできない生命力と野性の魅力を漂わせて野に咲いています。

 
 コバギボウシの花         湿原に咲くコバギボウシ

 
オオバギボウシの花       山地の斜面に咲くオオバギボウシ

 いよいよ本格的な夏山シーズンです。山地や湿地、渓流などで、コバギボウシオオバギボウシは、その生えている環境によって様々な表情をみせて迎えてくれます。疲れたらちょっと一息、花たちとの対話を楽しんでみてはどうでしょう。
                                (千)
◇昨年7月の「季節のたより」紹介の草花

夏休み、学びは全国へ広がる!

 図工美術教育全国研究大会in東北・岩手北上2024 

  

 さて、暑い熱いこの夏の学びは同志会だけではありません。夏休みは、多くの民間教育研究団体が全国各地で大会を開催します。
 ということで、図工美術教育の研究団体「新しい絵の会」のみなさんたちは、岩手県北上市「さくらホールfeat.ツガワ」を会場に、7月27日(土)・28日(日)の2日間にわたり研究大会を開催します。

 研究センターの取り組みに日ごろから協力いただいている宮城のみなさんも、分科会で(玉手まなみさん、土屋聡さん)が、テーマごとの意見交換会(小野寺修子さん)が、そして特別報告で(関玲子さん)が報告や提案をします! 
 詳しくは、「新しい絵の会」のHP等をご覧ください。よろしくお願いします。

 27日(土)
 【実技講座】10時~12時
   ◆遊べる工作 ◆水彩絵の具 ◆ねん土 ◆木の工作

 【全体会】13時~15時30分
   ◆基調提案と公開授業研究会(江釣子小学校の片山先生の授業)

 【作品交流会】15時30分~16時45分
   授業で取り組んだ子どもたちの作品を持ち寄り交流します

 28日(日)
 【発達別分科会】10時~14時
   幼児/小学・低/小学・高/中・高/特別支援での分科会   

 【テーマごと意見交換会】14時~15時
  ・幼児(生活・自然体験を大切にした表現活動あり方ついて)
  ・小学校(日々のくらしや地域と結びついた表現活動などについて)
  ・中学・高校(美術教育におけるデジタル表現とAI使用について)
  ・特別支援(子どもの障害と向き合い、その表現のあり方を丁寧に語り合う)

 【特別報告・閉会集会】15時10分~16時30分
   特別報告「表現はすでに表現する人の中にある」
     関玲子さん(東北少年院 / 青葉女子学園 美術講師)

強制や努力による笑いほど、笑えない話はない

 「はて? これ、冗談ではないよなあ?」思わず独り言(ごち)た。山形県議会厚生環境常任委員会で「山形県笑いで健康づくり推進条例」が可決されたと新聞で読んだからだ。条例案は「一日一回は声を出して笑う等、笑いによる心身の健康づくりに取り組むよう努める」とし、笑うことを県民の努力義務としているのだ。

  「なにすや!?」百歩譲って「笑いは心身の健康のもと」に一理あるとしよう。でも笑えばいいというものでもないだろう。いわんや「無理な笑い」は考えただけで不健康そうだ。逆に今の世の中、まともな感覚であれば怒りがこみ上げてくるような出来事が多く、腹を立ててプンプンしていた方がよほど健康的にも思える。

  おそらく議案提出者は「笑顔で暮らせる社会の実現こそが県民の健康と幸せを生み出す土台になる」という思いを伝えたかったのだろう。であれば、そういう意思表示をすればいい。行政が笑うことを強要するかのような法律は望ましくない。

 では笑顔で暮らせる社会とはどんな社会だろうか。普通に働いて生活ができる賃金が得られる社会。社会保障が充実し安心して家庭を持つことを考えられる社会。まわりから自分が大切にされていると感じる社会。多様性が尊重され、誰もが生きやすい社会等々。行政の責務はそれらの多様な願いを叶える具体的な施策の実現だ。そうなれば黙っていても山形県全体に笑顔の花が咲き、健康で長寿のさらに素晴らしい県になることだろう。(エンドウ)

『宮城作文の会』学習会のお知らせで~す

 昨年、宮城での全国大会を終えて、より一層パワーアップした「宮城作文の会」のみなさんが、今週末(7月6日)に、松島の文化観光交流館アトレ・るHall を会場に学習会を行います。

 今回は、小野寺浩之さんを講師に迎え「詠む・書く・聞き合うことで、つながる教室 ~俳句・短歌・作文の作品を通して~」と題して話をしてもらいます。ぜひ、ご参加ください。
(なお、ZOOMでのオンライン参加も可能です。希望される方は、チラシにある事務局・佐藤さんまでご連絡ください)