mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東日本大震災から7年 いのち・子どもと教育を考えるつどい

震災から7年が経とうとしています。毎年3月11日の前後で「震災のつどい」を行ってきています。 つどい準備の打ち合わせで、多くの被災地域の先生方が《低学年の子どもたちに今までとは異なる気になる様子や態度が見られたり感じられたりする》と話されるこ…

二つの命愛しみつつ、悲しみ胸に想い継ぐ ~ 金子兜太さんを偲んで ~ 

20日、金子兜太さんが亡くなった。98歳とのことだが、まだまだ生きていてほしかった。残念でならない。 「天声人語」も「河北春秋」もそろって「水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る」の句を取り上げている。 この句について金子さんは、「これは太平洋戦争に…

第6回 いじめ問題再調査委員会について

2月17日開催の上記委員会は、用事があって傍聴できませんでした。翌日の河北新報は、「発言応酬 議事打ち切り/ 仙台南中山中自殺 再調査委 空中分解も」という見出しで協議の様子を報じ、さらに20日には「再調査 早期再開を/ 仙台 南中山中自殺で遺族会見…

「あと30センチ」の豊かさ ~『ぐんまの教育』80号から ~

あと30センチ 教室で帽子をかぶったままの子どもがいれば、マナーがなっていないと見える。「部屋では帽子をとろうね」とやさしく指導したりする。しかしあと30センチ近づいていたら、帽子の下のその子のこわばった表情が見えたかもしれない。ああこんなに怯…

10000人突破

このセンターブログ・ダイアリーの訪問者数が、今日ついに10000人を突破した。 昨年の4月にホームページをリニューアルし、その一角にHatena Blogのコーナーを埋め込んでもらい、みなさんに読んでいただけるようにしたのでした。リニューアル当初は、1日当…

「発達障害」について『野田正彰さん講演会&ディスカッション』のご案内

第5回仙台市いじめ問題再調査委員会のなかでも取り上げられた「発達障害」について、再調査委員会の委員でもある野田正彰さんが、下記の要領で、講演会とディスカッションを行います。関心のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。 なお、次回 (第…

子ども・保護者を支え励ます取り組みを

前回に引き続いての河北新報「持論時論」の紹介となります。2月2日に遠藤利美さんの投稿が掲載されました。遠藤利美さんの投稿といい、その前の高橋幸子さんの投稿といい、そこに共通しているのは、学校という場に生きづらさを感じている子どもたちに対する…

高校での黒髪強要から教育を考える

Diaryに載せよう載せようと思いながら、こんなに遅くなってしまいました。 昨年11月ごろに大阪府立高校3年の女子生徒が茶髪の自毛を黒髪にするよう学校から強要(指導)されたことが原因で不登校になったと府を提訴、との新聞報道がありました。みなさん覚…

荻上チキさん来仙! 『ストップいじめ!わたしたちにできること』

「鬼は外、福は内」と立春を迎えたものの、今週はまたまたこの冬一番の寒波? が襲来とか。インフルエンザも猛威をふるっているようで、当研究センターの経理を担当してくれているTさんも、先週はダウン。みなさん、体調には気をつけましょう。 さて、講演会…

第5回 いじめ問題再調査委員会を傍聴して

1月20日(土)開催の会議を傍聴してきました。傍聴者は途中で出入りがあったりするので正確な人数はわかりませんが、30人前後はいたでしょうか。前回よりも多くの方が傍聴されている印象を受けました。 さてこの日も、午後5時から9時までという長丁場の会…

ブラタモリ、有馬温泉で思い出す 一夜の出来事・・・

3日の夜のテレビ「ブラタモリ」は有馬温泉だった。「有馬温泉」は、私に亡くなったHさんをすぐ思い出させた。 昼の豊中市の用事を終えた足でHさんと2人で、Sさんとの約束場所の有馬温泉に行ったのだ。数教協の全国大会が有馬温泉でもたれており、Sさん…

今、教育にも求められること 中村桂子さんの挨拶から考える

昨年末、高校生公開授業でお世話になった中村桂子さんが、2月1日付の生命誌館のホームページで新年の挨拶を掲載されました。一部を抜粋して紹介します。 「人間は生きものであり、自然の一部である」。とてもあたりまえのことですが、これをよく考えること…