2020-01-01から1年間の記事一覧
コロナ騒動の中で理解困難なことがあまりにも多く、嫌気がさしているこの頃。とりわけこの国が推進している政策のあまりにものお粗末さには、怒りを越え、開いた口がふさがらない日々が続いている。 いつ届くのか、やっと届いたと思ったら異物が混入していた…
雨が降りつづく。無理に家に閉じ込められた気分でぼんやりとしている時間が多くなると、しぜんに過ぎた日のこと、お世話になった方々とのいろんな場が浮かんでくる。 立ち上がって、書棚から「養賢堂からの出発」を取り出す。大村榮先生が1986年に「ぎょ…
所長の達郎さん、就任早々コロナウイルスの感染拡大で思うように仕事もできず、やきもきしながらの船出でした。それでも6月からは徐々に取り組みができるようになり、仕事のリズムもつかめてきているようです。 そんな達郎さん、実はセンター所長としての顔…
首都圏を中心にコロナウイルスの感染が再び拡大しつつありますが、「withコロナ」のなか、どのように文化的な企画や学習会を持つことができるのか、それぞれに模索が続いています。 例年であれば、夏休みに入った7月最後の土日は、宮城県教職員組合の「明日…
絶滅せずに生きる 野草で最大の美しい花 ヤマユリの花は、ユリ科ユリ属の中では最も美しく芳香もある花です。おそらく日本の野草の中では最大の大きさの花でしょう。この花が、もし希少種であったなら、すでに絶滅している運命にあったでしょうが、その逞し…
コロナウイルス感染拡大後、ずっと映画を観に行ってなかった。思えば、最後に行ったのは2月の「さよならテレビ」。いつ行けるようになるだろうとずっと思っていたが、先日4カ月ぶりにやっと足を運ぶことができた。観てきたのは映画「ワンダーウォール」。 …
学校が再開して2か月。授業づくりは、様々な困難があるでしょう。3~5月分の授業の遅れを取り戻しながら、新年度の授業を進めなければいけない苦労。しかし、焦らず、子どもの様子をよく見て、声を聴いて、気持ちを考えて、授業を進めていきたいものです。…
歳を重ねるということは、過ぎ去ったことにこんなにも責められるものか。 誰もがそうだということではない。いつの間にか、過ぎた出来事が時をかまわず浮かんでくるので、つい「歳のせい」と思ってしまう自分のことだ。 それも、このごろやたら浮かんでくる…
子どもは、いつ「大人」になるのか?第2弾。今回は、『子どもの難問』を企画した張本人である野矢茂樹さんです。 野矢さんは、本書の《はじめに》で、自分は「子どもの口を借りて、大人の哲学者たちを困らせてやろう。そう思ったのです」と言っています。本…
五月の連休に、ぼくは二人のこどもを連れて、テントを肩にかつぎ南紀をまわった。紀伊半島を勝浦まで列車で南下し、そこから捕鯨の発祥地として有名な太地に遊覧船で渡り、そこでキャンプをはった。つぎの日、新宮から十津川をバスでさかのぼり熊野本宮に宿…
野生のアジサイ 山地の樹木に挑むクライマー 梅雨の頃、雨にぬれて新緑が美しい森や林を歩くと、あちこちに白い花が目立ちます。そのなかで、樹木全体が真っ白に見えるほど、白い花を咲かせているものがありました。その樹木が花をつけているのではなく、樹…
仁さんのDiary「大人たちよ、『内なる子供』の声に耳を澄まして」を読みながら、この話の前提の「大人」とは、これ如何に? そんな思いが湧いてきて本棚から取り出したのは、野矢茂樹さんが編者となっている『子どもの難問』(中央公論新社)だ。 哲学者が、…
3か月ぶりの学校、子どもたちはどんな思いでこの休みを過ごし、どんな願いを胸に抱いて学校に通うだろう。私は、突然の休校後3月で再任用の終了。新年度の準備には立ち会えない残念さを感じながら、学校現場を去りました。 もし私が学校にいて学級担任だっ…
銀白の竜の姿 光合成をやめた森の植物 6月は梅雨の季節。雨上がりの日などに森や林を歩いていて、薄暗い林床で、キノコのような、草花のような、全身が真っ白なものに出会ってびっくりしたことはないでしょうか。 この不思議なものは、キノコではなく、日本…
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、 遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動(ゆる)がるれ。 よく知られた平安時代末期の歌謡集『梁塵秘抄』(巻二)に出てくる「今様」。蛇足ですが、「今様」は平安時代の七五調の四句で詠うはやり歌です。 勉…
中学校の教科書採択に向け、 教科書展示会がおこなわれます。 この夏から秋にかけて、全国各地の教育委員会で、来年度から中学生たちが使う教科書の採択が行われます。その教育委員会での協議の前に、教科書検定を通った全ての教科書の展示会が県内各地で、…
朝のテレビでは、東京の小池都知事が夜の仕事を中心に感染者が増えていることを話していた。仕事をしている人たちにしてみれば、生きていくためにはそうせざるを得ない、仕方のないことなのだろう。この間のさまざまな状況をみれば、それに伴うリスクもわか…
6月に入って、県内の学校もほぼ始まりました(またいつ何時、休業になるとも限らりませんが)。センターも5月後半から通常の勤務形態に戻っての仕事となっています。 5月末の事務局会議では、4月以降中止となっていた定例の学習会を6月から様子を見なが…
~『どうして そうなの』『ほんとうは どうなの』~ 「季節のたより 51 ケヤキ」のなかで、ほとんどの学校から歯牙にもかけられなかった生活科の教科書『どうして そうなの』『ほんとうは どうなの』を取り上げている。30年も前のことだがうれしい。千葉…
春さんにとって猫のリクは大事な家族のような存在だろうが、いまわが家にとって、ネコはちょっとした困りごとのタネになっている。そう、ネコの糞尿被害というやつだ。我が家の庭にときどき糞をして行く。私は花粉症のせいか鼻があまり利かないからそれほど…
河北新報の持論時論に掲載されなかったと悔しがっていた瀬成田実さん、それならDiaryに載せるのはどう?と声をかけて掲載しましたが・・・。やっぱり瀬成田さんは、人知れず諦めないんだなあ。何度でもトライ!なんですね。知らぬ間に、次の投稿を送っていたと…
葉の形は鶴が舞う羽の姿 赤い実は「いのち」の最期の輝き マイヅルソウの花と初めて出会ったのは中学生のときでした。 田舎の中学校で理科の教科担当をしてくれた若い男の先生は、よく私たち生徒をひきつれて故郷の山々を歩きまわってくれました。 いつもの…
新型コロナウィルスの感染拡大のなか不自由な生活が続いている。研究センターも同様だ。例年なら《こんなことをしよう、あんなことをやろう》と新たな取り組みや企画が動き出している時期だが、4月以降さまざまな学習会や企画、あるいは会議が中止となって…
毎回、読み応えのある文章をdiaryに寄せてくれる清さん。ときに歯が立たず何回も読みなおすこともある。専門の哲学はもちろん、文学に関わっての著書も出されている。2010年に思潮社から『三島由紀夫におけるニーチェ』を、2016年には藤原書店から『ドストエ…
『ゴッホの手紙』とやっと出会う4 小林秀雄の『ゴッホの手紙』への寄り道遊歩の報告をいささか記そう。 同書は、次の彼自身のゴッホ経験、ある日新聞社主催の「泰西名画展覧会」に出かけ、ゴッホが自殺直前に描いたといわれる「「カラスの群れ飛ぶ麦畑」の…
四季をとおして美しい樹、 ケヤキは 「校庭に立つ先生」 5月の若葉が美しい季節になりました。かつてこどもたちと過ごした学校の校庭に、数本のケヤキの木が立っていました。生活科の時間には、低学年のこどもたちと校庭のまわりに咲く草花を探してよく散歩し…
ワガハイは猫である。名前はクリ。ここで暮らしてしばらくになるが、恥ずかしいことに自分の年齢はわからない。先日、客と玄関で立ち話をしている主人の足元に座っていたら、客が突然「ネコちゃんの歳はいくつ?」と言った。どうして急に歳などを聞いたのか…
中学校教師の瀬成田実さんが学校再開がままならないなか、教師として感じていることを地元紙に投稿しましたが、今回は残念ながら掲載は難しいとの連絡をもらったとのこと。学校再開や夏休みの短縮、9月入学・新学期制など教育をめぐってさまざま議論が起き…
涅槃の道場 ~6日間で香川を歩き、結願をめざす~ 《 えっ!原爆の火?》 納経も終えて、“ あ~やれやれ,終わったなあ ” とベンチで休もうとしたら、ん? えーっ! 何でここに?「原爆の火」がガラスケースので中で燃えていた。 どういうことなんだと、説…
涅槃の道場 ~6日間で香川を歩き、結願をめざす~ 【6日目】3月20日(金) ~結願の寺を目指して歩く~ (西風強く寒い) 宿発 7:00 ⇒(7km)⇒ 87長尾寺 8:30 ⇒(5.4km)⇒ おへんろ交流サロン 10:20 ⇒(11.3km)⇒ 88大窪寺 14:30⇒ コミュニティバス 15:51 …