mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

新しい生活様式、わかるけどしんどいなァ

 朝のテレビでは、東京の小池都知事が夜の仕事を中心に感染者が増えていることを話していた。仕事をしている人たちにしてみれば、生きていくためにはそうせざるを得ない、仕方のないことなのだろう。この間のさまざまな状況をみれば、それに伴うリスクもわかったうえでの仕事再開だと思う。でも社会のまなざしは、そういう人々にどうしても厳しくなる。それは夜の仕事に限らない。

 今朝、最寄り駅をおりて職場にむかって歩いていたら、登校する小学生たちが横断歩道のところにかたまっていた。今朝はちょうど、子どもたちの登校時間と重なったのだろう。先週からすでに学校は始まったが、こうやって多くの子どもたちの登校風景とぶつかったのは今日が初めてのような気がする。元気な子どもたちの姿を見るのは、それだけでこちらの気持ちも和んでくる。そんなふうに思いながら眺めていたのだが・・・。

 その中にいた女の子がひとり、その集団から背中を向けて離れていく。どうしたのだろう。ランドセルに黄色いカバーがかかっているところを見ると入学したばかりの1年生だ。すぐに、その子に気がついた3,4年生くらいの女の子が近寄っていく。1年生の子は、その3,4年生の手をぎゅっと握りしめたまま横断歩道のところからさらに遠ざかっていこうとする。二人は姉妹なのだろう。お姉ちゃんはちょっと躊躇して横断歩道の方を振り返った。そしてその時、やっと気がついた。この二人だけが、マスクをしていないことに。集団のところには、子どもたちの保護者の方もいるようだった。「マスクはしないとダメよ」とでも、その保護者の方に言われたかもしれない。二人の姉妹は、気まずそうにその場から離れていった。きっとマスクを取りに家に帰っていったのだろう。こういう状況下なのだから、仕方ないことなのかもしれないが・・・。帰っていく二人の背中を見送りながら、何とも切ない思いが残った。(キヨ)