mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

よっちゃんと、コロナな日々のウン探し

 春さんにとって猫のリクは大事な家族のような存在だろうが、いまわが家にとって、ネコはちょっとした困りごとのタネになっている。そう、ネコの糞尿被害というやつだ。我が家の庭にときどき糞をして行く。私は花粉症のせいか鼻があまり利かないからそれほど気にならない。ところが、よっちゃんは鼻が利く。その利き方は人間存在を超えている。でもきっと、それをよっちゃんは公にはしていない。

 今の家に引っ越してくる前は集合住宅に住んでいた。その家に入居してすぐのこと、よっちゃんがガス臭いというのだ。私は違うガス漏れかと思ったが、そうではないという。でも台所やふろ場のガスは使っていない。どこからガスのにおいがするのだろう? 気のせいではないか。その時は、それで何となく終わってしまった。

 それから少ししてガス業者が点検にきた。台所の給湯器やガスコンロなどの点検をし終えると、特に問題はないと私たちに伝えた。よっちゃんは、先のことを思い出した。そして、実は今も臭いがするという。しかし、業者も私も特に感じない。それでも、よっちゃんは引き下がらなかった。この機を逃したら、もうこの問題はお蔵入りになってしまうと思ったのだろう。業者も、住人の執拗な訴えを軽視して、後で何かあったらと思ったのだろうか。無下にもできず考え始めると、一つのことに気がついた。この家の一部屋には今はもう使われなくなったガスストーブの引き込み口の栓があったことを。すごすごと業者が検知器をあてて測定し出すと、《あっ、ここから微量のガスが漏れてますね。》とぽつりと言い、そしてその栓をしっかりと締めなおしながら、《奥さんよく気がつきましたね。本当に微量な量で、普通はわかるような量ではないんですよ》と、苦笑しながら言った。よっちゃんは、自分の訴えが嘘ではないこと、また自分の鼻が人並み以上の能力を持っていることの証明からか、悦に入った表情を浮かべていた。
 その日以来、わが家では臭いについてはよっちゃんの右に出る者はいないということになった。出る者がいるとしたらジミーちゃんぐらいかも・・・。

 そのよっちゃんが、いま頭を悩まされているのが冒頭のネコの糞尿問題なのだ。このことは町内会でもときどき問題になってきていたが、わが家では問題になるほどではなかったのだが・・・。ここに来て、よっちゃんの我慢の限度を超えたのか、臭いがする臭いがすると言っては、庭を歩いてその匂いの原因となる証拠を探すようになってきた。あまり神経質になられてもと思い、《いや、ネコがウン(運)を落として行ってくれてるんだから》とか、《きっと、この家はネコが安心していられるとてもいい場所なんだよ》と言ってみるも、気休めにならないらしい。いや、そう言う私の一言がさらに神経を逆なでしている節もあるのかもしれない。

 ということで、昨日は朝早くから庭に出てのウン探し。その収穫はなんと6つ、そんなにしていたとはビックリ。その成果に、よっちゃんは困り顔ながらも、自分の能力の確かさにご満悦のようだ。この状況、いつまで続くことだろうか。

 どなたかよい解決法があったらお知らせください。(キヨ)