mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

あなたは、鈴木道太さんを知っていますか?

講演会『鈴木道太の実践に学ぶ』
  講  師  増山 均 さん(早稲田大学名誉教授)
                ※ 資料代:300円

 日 時:11月13日(土)13:30~15:30 
 場 所:フォレスト仙台2F  第10会議室 

 食欲の秋、読書の秋、学習の秋です。
 みなさんは、鈴木道太さんをご存じですか? 私は、春さんの書かかれた文章や話のなかで道太さんのことを知るぐらいで、恥ずかしながら鈴木道太さんその人については、詳しく知らないままきました。

 鈴木道太さんは、国分一太郎、村山俊太郎、佐々木昂らとならんで、戦前の生活綴方教育、生活教育、北方性教育運動のリーダーでした。小学校教師として教育実践に取り組みますが、1940年には治安維持法違反容疑で検挙され、43年まで獄中生活を送ります。戦後は、児童福祉士司として児童相談所の仕事に従事し、児童福祉や青少年の保護育成の仕事を開拓しつつ、執筆活動や講演活動も精力的に行いました。退職後には大学教育にも携わり、1991年に83歳で亡くなりました。

 このような鈴木道太さんを若い学生・研究者の皆さんと一緒に追いかけ研究してきたのが増山均さんです。そう、増山均さんといえば、今年6月末発行の『センター通信』103号に、「発想の転換と『遊び』の創造」を執筆いただきました。コロナ禍で「学習」「学力」は言われるが、子どもの遊びの保障・重要さについてはほとんど言及されない現状に、子どもの『遊び』の重要さと大切さ、そしてそれを保障するための大人の知恵と創造の必要性を語ってくださいました。

 そんなご縁もあって、今回、鈴木道太さんについての講演をしていただくこととなりました。当日は、増山さんだけでなく、一緒に研究された若いみなさんもおいでになります。ぜひ、この機会に宮城の先達の仕事について多くのみなさんと学び合いたいと思います。どうぞご参加ください。お待ちしております。(キヨ)

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