mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

抜きつ抜かれつ、その後は・・・

正さんの「熊野古道・伊勢路ひとり旅」の連載が始まった。今回は、その行程200キロ。そんな正さんに対抗するつもりは全然ないけれど、このところ春の陽気に誘われて、天気のよい日は、台原森林公園のなかを歩いて(あとの残りは地下鉄で)通勤するように…

正さん「熊野古道」伊勢路 ひとり旅2

『伊勢神宮から那智の滝』 200kmをせっせと歩く 【2日目】4月17日(月)晴れ 22℃ ~ 女鬼峠 16km ~ ◆ 試しの歩き全行程と自分の体力を考え、一日に歩く距離を20km前後に設定した。それで区切ると、この女鬼峠だけがぽつんと浮く。ま、初日だ…

《防災学習・震災伝承実践交流会2023》を紹介します!

今週末21日(日)に、「どうする?防災教育①~宮城の取り組みから~」とのテーマで、防災学習・震災伝承実践交流会2023が行われます。 ともに教育会館で仕事をする相談センター所長の瀬成田さんは企画の段階から関わり、当日も話題提供をします。 学校現場…

正さん「熊野古道」伊勢路 ひとり旅1

『伊勢神宮から那智の滝』 200kmをせっせと歩く ◆ よし!行くぞ! 今年もまた春がやって来た。風のにおいと共に放浪の虫がむずむずし出したな。行けるかな? それは体力の問題と、仕事の兼ね合いだ。少し悩む。 実は、どこを歩こうかと冬の間から調べてき…

なぜ、教育の「無償化」が必要なのか

diaryで、「学校給食の無償化を実現する仙台市民の会」(実現する会)のスタート集会についてはすでに簡単に報告しましたが、「仙台の子どもと教育をともに考える市民の会」代表として呼びかけ段階から準備をし、現在は「実現する会」の共同代表の一人でもあ…

季節のたより123 カラスノエンドウ

紅色の蝶形花 小さな野花の生存の知恵 歩道の植え込みの上に、カラスノエンドウが花を咲かせていました。スイートピーを小さくしたような蝶形花で、花の色は赤系の2色。上の花びらが薄紅色で、下の花びらが濃紅色です。明るい陽射しの透過光が、花の色をき…

思い出すこと5 出会い

昨日diaryで、夏の「全国作文教育研究大会」に向け、「宮城作文の会」のみなさんが奮闘していること、また研究センター事務局の三代さんもその中心を担って日々走り回っていることをお伝えしました。 今回、diaryに原稿を寄せてくれたのは元研究センター所長…

学びを力に、全国大会に向け レッツゴ~!

今年夏の7月29日(土)から31日(月)の3日間、宮城教育大学を会場に全国作文教育研究大会が行われます。その開催に向けて、現地の準備を引き受け、がんばっているのが「宮城作文の会」のみなさんです。その中心には、当研究センターの事務局の仕事を…

学校給食の無償化を! 仙台スタート集会 報告

4月4日のdiaryで、仙台でも「学校給食の無償化」を求める取り組みが始まることをお伝えしました。遅くなりましたが、そのスタート集会の様子を「実現する会」のfacebookを参考にしつつ報告します。 4月15日は、残念ながらの雨模様。たくさん参加者が集…

「吉里吉里忌」のすごさに脱帽です!

コロナで3年近く続いていた週2日ほどのテレワークがなくなり、4月からは毎日出勤の生活となった。それで改めて気づいた。研究センターは、いろいろな人に必要とされているということが。毎日、誰かが顔を出し、さまざまな活動の予定が組まれ、取り組みが…

いがらしみきおさんの「寄稿文」から、思い巡らす

しばらく前に、我が家のよっちゃんが「これ読みな」と、新聞記事を持ってきた。それは3月29日の朝日新聞に掲載された、漫画家いがらしみきおさんの「『神様のない宗教』から12年」という「寄稿文」だ。いがらしみきおさんは「ぼのぼの」の作者で、しか…

GW初日、地下鉄妄想列車が行く

diaryに書いたように、昨日は朝から奈良岡朋子さんを追悼したドキュメンタリー番組をみて、充実した一日の始まりを感じた。その幸先よい気持ちをそのままに仕事場に向かった。 4月に入ってからのこの1か月は、年度が替わり学校も新学期で、いつもの地下鉄…

朝から今日は、奈良岡さんドキュメント

やっぱり早起きは、三文の徳 このところ朝は、6時少し前に目が覚める。今朝はゆっくり寝ていて構わないはずなのに、なぜか5時少しすぎには目が覚めた。一週間の疲れで体は心地よい疲れを感じている。このまま横になっていれば、そのうち眠気が来て二度寝へ…

季節のたより122 チゴユリ

晩春の林床に咲く白い花 木漏れ日を利用して生きる 雑木林が春の色に染まり始めると、カタクリやキクザキイチゲなどの早春植物が姿を消していきます。少し寂しくなった林床に姿を見せる代表的な植物がチゴユリです。白い花が小さく稚児のようにかわいらしい…

思い出すこと4 初任地で

人事異動への不信 勤務地はどこでもよかった。どこがいいとかよくないとかの物差しが私にはなかった。 卒業を間近にした2月の末頃だったと思う。仙台教育事務所に来るようにとの連絡でお会いしたT校の校長さんから、「純農村で分校もある1学年2クラスの…

直前のお知らせですが・・・

『教育』を読む会 4月例会のご案内! 少し前にゼミナールSirubeの案内をしましたが、他にも研究センターでは定期的な学習会を行っています。その一つが、教育科学研究会の月刊誌『教育』を読む会です。 毎月、その月発行の『教育』に掲載されている教育実践…

福嶋尚子さん講演会 開催のお知らせ

教育の無償化をめざして 「 隠れ教育費 」 をフォーカスする (参加費500円) ◆日 時:2023年4月29日(土・祝)14:00~ ◆場 所:フォレスト仙台2F 第7会議室 ◆講 師:福嶋尚子さん(千葉工業大学 准教授) 「民主教育をすすめる宮城の会」の教育講演会…

『人間とその術』、新たな学習会が始まります!

ゼミナールSirubeとして、2014年6月から太田直道先生を中心に読み始めた『人間教育の哲学』は、先月3月の会をもって無事終了しました。月1回の学習会を、約9年あまりの時間をかけて取り組んできたことになります。古代から現代までの教育思想・哲学の営…

季節のたより121 シラネアオイ

高山に咲く薄紫色の花 日本だけに自生する固有種 若い頃、何とかこの花を見たいと思っていました。その憧れのシラネアオイと初めて出会ったのは、雪のまだ残る栗駒山の裾野に広がるブナ帯の山道を歩いたときでした。国道398号線の脇道に入り、雪解け水の…

思い出すこと3 「電力ビル解体」の記事に想う

4月1日、河北新報1面トップは「仙台・電力ビル解体へ」の大見出し。これが、忘れかけていた「電力ホール」に初めて入ったときのことを急に思い浮かばせた。 大学2年の時だったと思う。ここを会場にして文化講演会があり、講師は、角川書店創設者の角川源…

教育Café、やっぱりみんなで話すのは「いいね!」

2月末に行われた『教育Café』。準備に奔走していたのはdiaryに「四国のお遍路紀行」を書いてくれていた正さんです。当日は、チラシにあったように「子どもの思い、親の心、教師の願い」などが率直に語られたようです。主催の市民の会ニュース(正さん作成)…

仙台でも、学校給食無償化の取り組みスタート! 

学校給食の無償化については、これまでも憲法による「義務教育はこれを無償とする」との規定や、学校給食法をもとに取り組まれてきました。一方、この間の新型コロナ感染症による経済の悪化や雇用不安、また食料品や光熱費料金の値上げなどが子育て世代の家…

思い出すこと2 北海道旅行

奨学金で、大志を抱け⁈ 私が大学に入ったのは1954年(昭和29年)。世の中のことは何も知らず、たとえば、受験に下駄を履いて行き、私の受検場の入口には「下駄履き厳禁」とあり、ハタと困り、これで失格は情けないと、ハダシで入室したことがあったが…

『傷』とともに生きる私たちに。

しばらく前に、diaryで「傷」にかかわるものを書きました。それらを書くきっかけは、宮地尚子さんの『傷を愛せるか 増補新版』でしたが、本の内容などはまったく触れてこなかったので、今回紹介しようと思います。 著者の宮地尚子さんは精神科医で、トラウマ…

新学期のスタートは、4月1日から ❝よーいドン!❞

新年度は、新しいことに挑戦したり、取り組んだりしたい気分になります。そんな気持ちを知ってか知らずか、4月1日の魅力的な企画が2つ届いたので、紹介しま~す。 一つは、学校体育研究同志会のみなさんの「陸上運動指導法講座」です。何と講師は、研究セ…

季節のたより120 キクザキイチゲ

早春の野生のアネモネ 花色豊かな日本の自生種 近くの里山の土手にキクザキイチゲが咲き出しました。1週間前に訪れたときは影も形もなかったのに、いつの間にか地上に現れています。毎年決まってこの場所で花を咲かせて楽しませてくれます。 キクザキイチゲ…

新年度の始まりは、春の教育講座!

新年度は、子どもも先生も、期待や不安でわくわく、どきどきです。 今年も宮城県教職員組合が主催する、恒例の「春の教育講座」が、4月8日(土)に行われます。県内各地で、楽しい出会いと学びが待っています。 各講座の内容は、下記チラシをご覧ください…

【紹 介】みやぎ弁護士9条の会・企画

反撃能力(敵基地攻撃能力)で日本の平和は守れるか 昨年末の12月16日、岸田内閣は「安全保障3文書」(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)を閣議決定しました。この閣議決定は敵基地攻撃能力の保有による先制攻撃を容認するなど、これま…

思い出すこと1 「スミドーフ」

「おかあさん。タツオニイチャン どうして『シミドーフ』を『スミドーフ』といったの?」 大学生活初めての冬休みを田舎で過ごし、世話になっている叔父宅に戻ったときである。玄関に、叔母と小学1年生のエイコチャンが迎えに出てくれた。「母が、持って行…

季節のたより119 クロモジ

マンサクに続く早春の花 爽やかな木の香り 早春の青葉山の林を歩くと、木々の冬芽が動き出している気配がしました。春を待つ思いは人も草木も同じです。 絹の如く ふくらみ来る 黒文字の 芽の下に丸き 蕾いまだし 土屋文明 歌人の土屋文明は第七歌集「山下水…