mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

正さんのお遍路紀行(四国・高知編)その5

【5日目】10月11日(水)28℃  ~ 入野松原を目指して歩く ~

宿(長浜)7:30 車 ⇒(75km)37岩本寺 9:00 ⇒ 土佐白浜駅(駐車)10:00 ⇒(12.0km)入野松原入り口 13:10 ⇒(5.2km)土佐入野駅 14:40 電車 ⇒ 土佐白浜駅 16:10 車 ⇒ 宿(四万十市)17:30

 今日は宿を四万十市に移すことになるので、岩本寺までは車で行き、その後を歩こうと思う。なにぶん岩本寺までは75kmもあるのだ。

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     37番 岩本寺山門          木に囲まれた本堂

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                井ノ岬で休憩

 国道から外れた海沿いの遍路道は、海風を受けながら気持ちよく歩けた。でも、人っ子一人出会うことがなかった。天気がいいのでよしとしよう。

《入野松原の歩き方発見!》
 高知の中で砂浜を歩けるのはここだけなので、何としても歩いてみたかった。それに、おいらの持ってるガイドブックに載ってた写真が何とも広々していて、気持ちよさそうだったのもあるな。
 松林からさっそく砂浜に出た。ところが、砂なもんで、ざっくざっくと歩きにくいのなんの。ちっとも爽快じゃない。それでもしばらく歩いてみた。駄目だこれは、時間がかかりすぎる。戻ることにしたが、その前に波打ち際まで行ってみよう。えっ!おっ!砂が硬いじゃないの。そうかそうか、水分含んでる方が沈まないんだ。こりゃ快適じゃ。サーフィンしている若者たちを眺めながらすたすた歩いた。

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     歩いてきた砂浜

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         ずうっと歩いて行く

《サイクリストからの忠告》
 入野松原の途中に道の駅があったので小休止。一服していたら、年配のサイクリストが声をかけてきた。その方は、既にお遍路5回したので、今は自転車で旅しているとのことだった。この後宇和島まで行き、船で九州に渡り一周するつもりのようだった。歳は聞かなかったが、おいらよりも上だと思う。その体力と自由さは何だろうと考えていたら、「この後はどう歩く予定なの?」と聞かれた。それで、ここを歩いたら四万十まで車で行って、明日は自転車借りて足摺岬まで往復しようと思ってると告げた。すると彼は、「う~ん、どうかなあ。往復80km以上はあるよ。これまでロングで自転車こいだことあるの?」「ないです。ママチャリでも行けるんじゃないかと思うんですけど。」「えっ!ママチャリ借りるの?止めた方がいいって。けつがもたないよ。サイクリング用だって乗り慣れていなと、その距離はかなり厳しいよ。」そうなんだ。甘かったか。サイクリストからの助言はきっと外れてはいないだろう。幸運な人に出会ったと思った。けつが助かった。