mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

正さんのお遍路紀行(四国・徳島編)その2

 発心の道場 ~お遍路とは何か、徳島を歩いてみる~

【2日目】6月10日(土)~撫養街道を「一番さん」に向かって歩く~

宿発 8:30 車 ⇒ 5地蔵寺 8:40 ⇒(2.0km)4大日寺 9:25 ⇒(6.5km)3金泉寺 12:00 ⇒(2.7km)2極楽寺 13:45 ⇒(1.4km)1霊山寺 14:40 ⇒ JR板東駅 16:10 ⇒ 宿着 16:30

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5番 地蔵寺大木が目を引いたのでパシャリ。     4番 大日寺

《2回目のお接待》
 5番 地蔵寺から4番 大日寺までが登りで、次に向かうために一旦地蔵寺まで戻ることにした。路を探していると、また車が止まり、「お遍路さんちょっと待って」と女将さんが降りてきた。手には小さな袋があり、その中にお菓子と飴がきれいに入っていた。もちろんありがたく頂戴した。この女将さんもまた、いつどこでお遍路さんと出会ってもいいように、しかも荷物にならないように、小袋に何種類かのお菓子を入れて準備しているのだと思った。昔からの風習とは言え、そのような迎え方をしてくれる人の心の豊かさを感じてしまう。

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        3 金泉寺

《主人と枇杷
 ここから2番極楽寺へと向かうのだが、時間的に真っ昼間で、暑いのなんの。菅笠はかぶっているものの、「リュック」に「ずた袋」、背中と前に荷物があるので汗は止まらない。それでも、和ませてくれたのが、たわわに実る枇杷だった。商売にするという風でもなく、あちこちに枇杷の木があり、誰も取らずに実がなっていた。おいらの中では,枇杷は高級な果物として位置付いているので、そういう風景はとても豊かに見えた。
 そんなことをご主人に話したら、お昼用のおにぎりに枇杷が加わるようになった。休憩するときに果物があるのは非常にありがたかった。確かバナナも入っていたように思う。ところが、朝食、夕食の果物にも枇杷が登場することになり、3日目ぐらいから「枇杷、もういいは」と心の中でつぶやいていた。仙台の方で言えば、柿があちこちになってる感じなんだろうと思う。ちょっとは食べるけれども、目の色変えるほどの貴重品ではないのだろう。何とかもてなしたいと思ってのご主人の提供なので、最後の日まで枇杷を食い続けたのでした。ゲップ!