mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

夏の出来事2題   替え歌と絵本

 久しぶりになるこのコーナーに、この夏、私が出会った2つの出来事について書いてみることにした。

 第1の出来事は衝撃的な替え歌。
 夏休みに入る直前、用事があって教育文化研究センターにでかけ、その帰りに駐車場に向かうところで、手荷物をいっぱい抱えた下校途中と思われる高学年の小学生の男子グループとすれ違った。
 すれ違う時に口ずさむ歌が聞こえてきた。曲は ♫ ぼくらは みんな 生きている 生きているから 歌うんだ ♫ の歌詞で有名な『手のひらを太陽に』なのだが、何と子どもたちの歌は・・・・・・!!

 ♫ ぼくらは みんな 生きてるが 生きている気が しないんだ・・・・・・♫

 ああ、この子たちは、約3年にもなるコロナ禍で、歌うことも 笑うことも 踊ることもできずに、3密をさけ、マスクを着用し、黙って給食を食べ続けることで、こんな替え歌を口ずさむようになってしまったのだなあと、胸が痛んだのだった。
 そして、昨年あたりからずっと気になっていたコロナ政策に疑義を抱くようになっていた。

・西欧ではとっくにマスク生活から解放しているのに、日本では依然と続ける謎。
武漢株に対応したワクチンを、コロナの種類が変わっても勧める謎。
PCR検査で判明する陽性は、イコールコロナ感染とは限らないのに推奨する謎。
PCR検査の説明書を参照すると、検出されるウイルスの例として、コロナウイル
 ス、RSウイルスB型、インフルエンザA型B型、マイコプラズマ肺炎、アデノ
 ウイルスなどで、どのウイルスかまでは判定できない。コロナウイルスの残骸も
 陽性がでるという話。

 マスコミは陽性者数を感染者数として報道し続ける。だから心配になってワクチンを接種する日本人。
 政府がワクチン接種を煽るのは、大量にワクチン会社から買いだめしたので打たせたい? だから無料でワクチン接種や無料のPCR検査を推奨しえいるのではと疑問が膨らむ。
 また厚労省の資料では、今年の6月6日から1ヶ月の感染者数約109万8千人で、その内訳がワクチン未接種者が14万6千人、ワクチン接種者が95万1千人と、接種者の方がコロナに感染していることを認めているのに、報道されない謎?
 さらには厚労省はマスク使用については緩める発表をしているけど、大人や教師がマスクを着用していては、子どもはマスクをはずす訳がない。などなど。

 海外に住んでいる2人の教え子たちからも、「先生、日本はどうなってんの? おかしくない?」とSNSでたずねられる始末です。
 子どもたちにこのような替え歌を歌わせているコロナ政策をもっと調べたいと思った。

 第2の出来事は高校野球と絵本。
 甲子園での仙台育英高校の優勝で、地元仙台は大会後1週間を過ぎても、テレビでは須江監督へのインタビューなどが放映される日が続いてます。
 どの番組でも取り上げられた監督の言葉は「青春はすべて密だから」でした。私は密なのは青年だけではない。保育園児や小学生だって、本来は『密』なんだ。それが全部禁止されているんだと共感しながら、監督の話に耳を傾けていました。

 その中でもう一つの話が、何と監督が1年前に選手たちに絵本の読み聞かせをしていたこと。ええっ、野球部の生徒たちに絵本の読み聞かせ?と一瞬耳を疑いました。私も高校野球球児だったこともあって、さまざまな全国の監督の話も聞いてきたが、絵本の読み聞かせをした高校野球監督がいることにびっくりしたのです。その絵本のタイトルが『あしたは きっと』
 実はこの絵本を、育英優勝の2週間前のお盆休みに東京から3年ぶりに遊びにきた孫たちに読んであげたばかりだったから、2度びっくりでした。

 私がこの本を知ったのは、通院している歯医者の待合室の書籍コーナーに、長崎県にある童話館出版という会社が絵本の新刊を紹介するパンフレットが置かれていて、その中から面白そうなのものを取り寄せていたのですが、3年前に購入した一冊が「あしたは きっと」だったのです。あまりにも偶然でびっくりした次第です。(仁)