2018-01-01から1年間の記事一覧
赤まんまと呼ばれた 淡紅色の花 道端に淡紅色の花穂がゆれて、イヌタデの花が目につくようになりました。 昔の子どもたちは赤い花穂を集めてお赤飯にしてままごとでよく遊んだので、赤まんまという名でもよばれています。 咲き誇るイヌタデの花。 日あたりの…
仙台の小中学校は2学期制なので、先生方は1学期が終わって、ちょっと一息ついているところでしょうか。それとももう明日から始まる2学期に備えて、すでに忙しくされているでしょうか。学期の終わりと開始がこんなに近いと、実際はホッとする暇もないとい…
2017年の4月に起きた仙台市の中学生いじめ自死については、現在、仙台市教育委員会に常設されている第三者機関「仙台市いじめ問題専門委員会」が、学校関係者からの聞き取りを含め調査検討中です。 実は今月初めの10月2日(火)19時~、第10回会議が開催さ…
10月に入ったとたん、明るいニュースが飛び込んできた。1つは沖縄県知事選挙結果で、もう1つが本庶教授のノーベル医学賞受賞。しかし報道では、前者は意図的かどうかは不明だがあまり取り上げられず、後者はすべてのチャンネルで大々的に取り上げていた…
台風24号は去りましたが、天気予報によると25号が今週末にもまた日本に上陸するとかしないとか。昨日、今日とまだ台風の名残でしょうか。ずいぶんと強い風が吹いています。暑さも戻ってきましたが、見上げる空の高さには秋の気配を感じます。 開催日が迫って…
畦道や土手、お墓に多い謎の花 収穫の時期をむかえた田んぼの土手に ヒガンバナが咲いていました。日本のなつかしい秋の農村風景が広がっていました。 畦道に咲くヒガンバナ(栗原市一迫町で) ヒガンバナといえば、新美南吉の童話「ごんぎつね」の授業で思…
先週、仙台市の定例教育委員会があった。午後6時からの会議だという。当日の朝、会議があることを知ってショック。早く帰ろうと思っていたのに! とぼとぼ傍聴に出かけた。教育委員会事務局のみなさんは残業ということになるのだろうか。それともサービス残…
夏休みこくご講座に続き、『秋のこくご講座』を10月13日(土)13:30~/フォレスト仙台ビル2F会議室 で行います。 第1部では、前研究センター所長の春日が、教師が教材(作品)と出会うために、物語のどのような言葉や文章に気をつけて読んだり、考えたりす…
いま、「スローライフ」(筑紫哲也著)を読み返している。2006年初版である。 ここしばらく、時間はあるのに、何をやっても長つづきしないので、古本屋通いも止め、書棚の本をなんとなく引っ張り出している。そんな自分が嫌で早く今の自分を抜け出したい…
踏まれて生きる ふしぎな植物 オオバコは北海道から沖縄まで日本のどこにでも見られる植物です。その暮らしぶりは変わっていて、人に踏まれることで分布を広げるというふしぎな生き方をしています。 蔵王連峰の屏風岳の尾根道で見たオオバコ(右)。こんなとこ…
しばらく前から、私の蔵書は、邪魔者扱いされている。それもわかる。家の中に隙間があると、本がすぐそこに居座るからだ。先日、故あって、一部屋を緊急に撤去しなければならなくなり、何をどこになど考えることなく、そちこちに運び去られた。 いま、仕事を…
この夏、センターが主催した『夏休みこくご講座』と、ついこの9月1日(土)に行った『第2弾 算数授業づくり講座』の報告をします。どちらも多くのみなさんに参加いただきました。ありがとうございました。 さて8月3日(金)に行った『夏休みこくご講座…
先月末のことである。午後に突然見知らぬ青年がセンターを訪れた。聞くと、宮城教育大学を会場に開催されている日本教育学会に参加のため来仙した早稲田大学の大学院生とのこと。学会開催中にネットで検索していたら、『東北の歴史的遺産』が目にとまり、ど…
やっぱり学校の先生たちは、道徳の授業どうしよう? 評価はどんなふうに書けばいいかな?と、みなさんナヤンデルタールのようです。 夏休みが終わり、これからの学習会をどうしよう? 今度はどの教科で行おうかと思案していたところ、「道徳なやんでるたーる…
この夏も、8月の広島・長崎への原爆投下の日、そして終戦(敗戦)の日を中心に、様々な戦争と平和について考える特集番組が組まれました。 戦争体験者が高齢になっていくなかで、新たな資料などの掘り起こしとともに、その体験と声をどう記録(記憶)し、ど…
県内のほとんどの学校が、週明け月曜日から始まりました。夏休みを終えて登校してきた子どもたちとどんな授業や取り組みをしようかと、そのことで先生たちの頭の中は、もうフル回転かもしれませんね。 すでに8月初めにこのDiaryで紹介していますが、第2弾…
8月10日から行われた東北民教研・茂庭集会には、門外漢ながら「作文と教育」分科会に参加しました。次号「センターつうしん」の特集を何にするかの打ち合わせで、表現がテーマに挙がり、生活綴り方などが話題になったからです。恥を顧みず大胆に、そして謙虚…
澄んだ青色の美しさ 昔は染料に 草むらのなかに、ツユクサの花がぽっぽっと青い光をともすように咲いています。 ツユクサはツユクサ科の一年生植物で、夏至の頃から初秋まで、畑の隅や道端で花を咲かせます。よく見られるのは、夏の終わりから秋に向かう頃、…
研究センターから、かつて小機関誌「よみかた東北」にほそぼそと連載しつづけられたものを1冊にまとめた「東北の教育的遺産」が発刊された。「よみかた東北」発行にかかわったひとりとしてたいへんうれしい。 この連載に力を尽くした宮崎典男さん・加藤光三…
6月に開催して好評いただいた「算数授業づくり講座」。第2回講座を行います。まだ先になりますが、夏休み明け9月1日の実施となります。今から予定に入れておいてください。 2年生は夏休み明けからいよいよかけ算の学習がはじまります。かけ算の授業風景…
万葉の昔から愛されてきた花 今は数少なく 図鑑では「カワラナデシコ」とのっていますが、普通に「ナデシコ」とよんでいるのが、この花です。 「ナデシコ」は漢字では「撫子」、つまり、撫でいつくしむように育てられた子どものようにかわいい花というのが、…
東北の先生たちでつくる教育研究サークルが一堂に集まる東北民教研、今年夏の集会は仙台・茂庭荘で行われます。朝令暮改の教育改革のなか、改めて教育とは何かが大きく問われています。東北各地で日々さまざまな課題に取り組んでいるみなさんと教育のいま、…
いやぁ~、今日は暑かったですね。外は風が吹いているけれど熱風、息を吸えば身体のなかの細胞までじんわり熱くなってきそうです。暑さを避けて冷房のあるビルに入っても肌が火照って冷めません。 8月3日、みなさん予定はどうですか? こういう暑い毎日だ…
みやぎ教育文化研究センターの設立時から所長を務めてこられた中森孜郎先生が、青年時代に書き留めておいた記録をまとめた「憂憤録」を刊行しました。 太平洋戦争の頃10代後半の、いわゆる「軍国少年」だった中森孜郎さん。当時の青年たちの思いを残した書は…
荒野の 美しき開拓者 夏山のシーズンがやってきました。今回は身近な植物ではありませんが、高山植物をとりあげてみます。夏山らしい高山植物の代表としては、チングルマ、ミヤマキンバイ、イワカガミなどがあげられますが、その中でも存在感の際立つのが、…
夏休みは、普段できないことを始めたり、自分の興味・関心を広げたりするよいチャンスです。日ごろからご協力いただいている教職員組合でも、さまざまな企画が行われるようです。今回は、3つまとめて紹介します。なお詳細は、各主催にお問い合わせください…
先日、知り合いから気になることを聞きました。 南中山中の中学生いじめ自死の再調査を進めている上記委員会が、7月14日(土)に開催されたというのです。しかし仙台市の同再調査委員会のHPには、なにも開催のお知らせなどは記されていません。掲載されて…
お世話になった映画監督のボランティア・エキストラをしに東京に出かけたのが昨年の12月。それから、すでに半年が過ぎた。その間に映画は、なんと海外の映画祭で最高賞を受賞し、今や全国で上映されて大盛況。監督は、すでに次回作の制作に向けて忙しく、こ…
今年も「夏休み こくご講座」を行います。 さて今回は、午前中に先生方の学習会が予定されているということから、午後からの開催となります。講座は半日開催となりますが、1日開催に負けず劣らず中身の濃い充実したものにしたいと思っています。 講座の内容…
夕暮れに 眠りにつく葉 咲きだす花 ネムノキは万葉の昔より「ねぶ」の名で歌に詠まれていますが、多くの人に親しまれているのは、松尾芭蕉の「おくの細道」の象潟での句でしょう。 象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉にとって新潟は松島とならんで憧れの地。到着…