mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

『ヒロシマのうた』本文たった2ページ⁉

 6月27日(火)センターを早めに出て、白石市の図書館で開催されている新教科書展示会に行った。2階の展示室に入り、早速、国語の教科書を見る。宮城で使われている東京書籍の国語の見本を持って来て開いてみた。まず、6年生の教科書。私が一番大切にしてきた教材を確認する。
 今西祐行の『ヒロシマのうた』目次を見ていく。あれ?・・・・・・ない。え!
・・・・・・よく見ると、「付録」(写真・左)にあった。「付録」として、読書教材になったのか・・・「付録」のページを開く・・・ああ!たった2ページのみの掲載! そんな馬鹿な!
 続きはQRコードで「読むことができる」と・・・。

 

 車に戻り、スマホを持って来て、カメラを開く。
 QRコードを読みこむ。従来の教科書の『ヒロシマのうた』が出てきた。挿絵も同じ。しかし、私には読みにくい。文字を拡大してみる。さらにページを進めていくのがたいへん。タブレットならば、拡大せず、スムーズに読めるのだろうか。
 今までの教科書掲載であれば、開いていつでも読める。この新教科書で、タブレット端末で教師も、子どもも最後まで集中して読めるのであろうか?
 私は、すぐに教師が印刷して子どもたちに渡してほしいと思った。それをどれだけの6年担任がしてくれるだろうか。とにかく、衝撃で残念で、私は他の教科は見る余裕もなく展示会を後にした。(達郎)