mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

思いつくまま、気の向くまま

 6月は忙しかったなあ。いや? 忙しかったのは間違いないけど、気ぜわしかったという方が事実に近いのかもしれない。

 振り返ると、6月7日は、研究センターの基本的な方針や取り組みについて協議する今年度最初の運営委員会が行われた。会議は滞ることなく終えたが、裏方としては当日までの運営委員のみなさんの出席確認や当日の資料づくり・印刷などの方がメインで、そこまでが忙しい。
 運営委員会と並行して、つうしん読者には届いていると思うが『つうしん111号』の編集校正作業が重なった。これにはdiaryの書き手の一人でもある前所長の〈仁〉さんが、影の編集長として力を貸してくれる。校正は何度やっても何かしら見落としがあったりするから、毎回、眼を三角にしながら、所長の達郎さんも交えて3人がかりだ。

 校正は大変。でも、おもしろいと思うことも実はある。それは、3人それぞれの文章に対する美的感覚?のちがい、つまりそれぞれのこだわりみたいなものが見える。
 一番おおらかなのは所長の達郎さん。書いてきた原稿は、基本的に誤字脱字や事実関係が違うなど明らかに間違いだということがなければOKという感じ。ちなみに、このおおらかさの裏には、執筆者の原稿を尊重したいとのポリシーもあってのこと。この達郎さんの対極にいるのが《仁》さん。❝ ここで話が変わるから段落を変えた方がいい ❞ とか、読点や句点のあるなしや、文意がこれで伝わるかどうかなど細部に至るまで校正に気をつける。ときに ❝ そこは、そのままでいいのでは?❞ と思うことも。そんな時は3人での意見交換となる。この話し合いが実はとても貴重。話し合うことで見えていなかった、見ようとしていなかったものが文章から見えてきたりする。それはときに、原稿の深読みの深読みだったりするのだけれど、文章を書くって、あるいは読むって、実は奥が深いのだなあと実感する。

 ちなみに、つくった立場で言うのもなんだが『つうしん111号』(よかったらクリックしてください。111号が読めます)、好評です。先日も、「つうしん」を友人から借りて読んだという方から「特集の『遊び』もよかったし、ほかの学校の先生たちが書いたものもよかった。ぜひ読者になりたい」と、電話をいただいた。今日も小学校の先生から、増山均さんの文章のなかに出てくる『「あそび・遊び」は子どもの主食です!』を読みたいんだけど、センターにある? と問い合わせを受けた。じわじわ~と、「つうしん」が読まれているようだ。
 ぜひ読まれていない方は、読んでください。そしてよかったら感想なども寄せてくださいね。よろしくお願いします。

   

 本当は、もっと6月にあったことをいろいろ書こうかと思っていたのですが、ちょうど話の区切りもいいし、あまりだらだら書くのもよくないので、このへんで終わりにします。(キヨ)