~今年の夏は、汗をかきかき学習のとき ⁉ ~
夏休み こくご講座 2022
日 時:7月30日(土)13:30~16:00
ところ:フォレスト仙台2F 第7会議室
(参加費は、無料)※ 新型コロナウイルスの感染防止のため、健康不良の方は参加をお控えくだ
さい。また参加の際は、手洗いマスク着用など感染防止にご協力ください。
コロナの感染拡大などで中止等変更の場合は、Diary や ホームページでお
知らせいたします。よろしくお願いいたします。
◇第1部 (13:30~15:00)
文法から広がる読みの世界!
講 師 齋藤章夫さん(元 小学校教師)
◇第2部(15:00~16:00)
こくご授業のなやみQ&A
※ 参加者からの質問・疑問、日ごろの悩みを出し合い、考え合います。
今年2月に行う予定だった『こくご講座』は、コロナの感染でやむなく延期。年度が替わって『夏休み こくご講座』としてパワーアップしてのリベンジです! 講師の齋藤さんも、2月のとき以上に準備に力が入っています。
多くの人が「文法は、よくわからないし苦手」「無味乾燥で、おもしろくない」「わからなくたって大丈夫」なんて思っていませんか。でも、その文法がわかってくると、物語の世界がぐーんと広がって、新たな作品世界がみえてくるし、読むことがこれまでよりももっと楽しくなってきます。
例えば、小説家の平野啓一郎さんは、助詞に気をつけて読むことで見えてくる世界があることを、著書『本の読み方』のなかで、次のように述べています。
「私はリンゴが好きである」という文章と、「私はリンゴが好きではある」という文章とでは、ニュアンスに差がある。前文ははっきりとした断定であり、後者はそれよりも、若干の留保が感じられる言い回しだ。たとえ、明示されていなくても、「好きではある。(が、・・・・・)」と、それに続く何かがほのめかされている。この見落としは小さくない。前者には、リンゴを贈って素直に感謝されるだろうが、後者には、恐らく別のもののほうが喜ばれるだろう。
当日は、『一つの花』を中心にしながら物語教材を取り上げ、文法を学ぶことの大切さや、文法に着目することで読みがどのように深まるか、みんなで学び合いたいと思います。