mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

【企画紹介】震災を語り伝える若者たち『いのちがまんなか』

 みやぎ教育相談センター所長として日々の仕事のみならず、「震災を語り伝える」教え子たちの活動を支え・応援している瀬成田さん。
 この11月も、26日(土)に行われる企画「いのちがまんなか」の準備で大忙しです。以下は、瀬成田さん本人による熱い、あつ~い企画の紹介(訴え)です。
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 11月26日(土)14時~16時、七ヶ浜の国際村ホールにて「きずなFプロ&セニョ先生講演会」を開催します。セニョ先生とは、私が教え子たちから呼ばれていたニックネームです(^^♪

 今回は『震災を語り伝える若者たち』出版記念と銘打ち、きずなFプロメンバーの7年あまりの活動を振り返り、町民や応援してくださった方と思いを共有する企画として実施します。会場は国際村ホール。280名の参加を目標に、教え子や保護者達が実行委員となって動いてくれています。参加費は無料です。

 第1部は、メイン企画です。きずなFプロメンバーが、中学時代から今日までの学びや活動を紹介しながら、思いを語ります。途中で「花は咲く」を歌ったり、最後には紙芝居を演じます。16歳から20歳までのメンバー12名が参加予定です。

 第2部は、瀬成田の講演です。私は向洋中に2度勤務したのですが、前半に1度目の勤務当時の思い出を語り、後半にこの子たちとの出会いやその後の学び、変化、成長の姿を語ります。最後に「あなたからの贈り物」(石垣就子作詞・作曲)を歌う予定です。

 第3部は、ゆかりのある方々、応援してくださっている方々に登場してもらってのトークショーです。

 久保田さんは、ご存じセブンビーチプロジェクト実行委員長。久保田さんが企画したイベントにFプロメンバーは数多く参加し、刺激をもらってきました。
 菅原さんは、中学時代の学年主任。型破り教師のトークが見物。当時の様子を語ってもらいます。
 徳水さんは、震災学習を後押ししてくれた方。徳水さんの雄勝での取り組みが、Fプロメンバーを「七ヶ浜の復興の役に立ちたい」との思いにさせたのでした。

 チラシにはありませんが、千葉県にある和洋女子大の田口さんも登壇します。拙書の「刊行に寄せて」を書いてくださった方です。発達・心理の視点から彼らの成長を見てきた研究者の立場で語っていただきます。

 震災からもうすぐ12年。学びを原点に、今日も伝承活動を続けている若者は、県内でもそれほど多くありません。就職すると語り部活動から離れていく若者も少なくない今、10代の若者たちが伝承活動を続けている意義は大きいものがあると思っています。

 みなさま、どうぞお出かけください。七ヶ浜の海や食も楽しんでいただければと思います。
                 瀬成田 実(みやぎ教育相談センター所長)