mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

今年最後かな? 第3回『国語なやんでるた~る』案内

 5日の『国語なやんでるた~る』は参加者が少なくて、主催者としては申し訳ないなあという思いが起きるのですが、一番大事なことは来てくれたみなさんが、帰るときに「来てよかった~」「また来よう!」と思ってくれるような内容をつくることですよね。
 その点からすると、今回の学習会は成功!?じゃないかなあと。《いやいや、あんたが言うことじゃないだろ》と言われそうですが、帰りに「次回もよろしくお願いします」と、夜遅いにもかかわらず元気に帰って行かれましたから・・・、内心ホッとしています。

 ということで、今週も木曜日に3回目となる『国語なやんでるた~る』を開催します。ぜひご参加ください。お待ちしております。

◆日 時:12月12日(木)18:30~20:30
◆場 所:みやぎ教育文化研究センター
【内 容】作品『ヒロシマのうた』を読み合う(3)
  
◎15年目の夏、再会する場面
  ◎作品全体を通して作品の魅力について
  ◎授業で大事にしたいこと

 先週に続き、『ヒロシマのうた』を参加者で読み合います。まずは作品そのものを深く味わい、理解し、そして魅力について学び・交流していきたいと思います。また、どのように授業に活かし取り組んでいったらいいのかも話し合いたいと思います。

 今回は、15年目の夏に再会する場面から読み進めます。最後まで読み終えたら、あらためて作品全体を通して見えてきたことや、作品の魅力について考え交流したいと思います。

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 【前回・第2回の様子について】
 引き続き参加者それぞれに気になった表現や疑問を率直に出しあい、『ヒロシマのうた』という作品世界を読みひらいていきました。どんなことが話し合いのテーマになったか、一部ですが紹介します。 

★リヤカーをひいて逃げていく二人に赤ちゃん(ミーちゃん)をあずける場面
 で「しばらく、二人ははっとしたように顔を見合わせていましたが」とある
 けど、二人は何に「はっ」としたのだろう?

★大急ぎでテントに戻った私を兵長は叱り、ひどくぶつ場面で「なぜか、わた
 しは赤ちゃんのことを話しませんでした」「戦争ということが、こんな悲し
 いものであることを、そのとき初めて知りました。」とあるが、なぜ赤ちゃ
 んのことを話さなかったのだろう、「こんな悲しいもの」の中身は? 「そ
 のとき」とはいつのこと。

★ラジオから聞こえた尋ね人の放送にはっとした私は、必死になってその尋ね
 人の依頼主を探し出し連絡を取ろうとするが、何がそれほどまでに私を突き
 動かしたのだろうか。

★ミーちゃんの育ての母親からの返事の手紙に「意外なことが書いてありまし
 た」とあるが、「意外なこと」とは何だろう? 手紙に「赤んぼうを抱いて
 かけていらっしゃった兵隊さんのことを思うと、だまっていられなくて」
 とあるが、兵隊さんの何を思うとだまっていられなくなったのだろう?

★夏休みになってミーちゃんの育ての母(橋本さん)と会った場面にある「不
 思議な気持ち」や、「今日お会いするまでに、決心したのです」「こうして
 お話をうかがえたので、決心できたのです」の、決心をさせたものは何か。
 そして二つの決心の関係は?