mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

情けなくて、開いた口が塞がらない

 人はここまで豹変できるものかと呆れを越して感心してしまいます。
  自民党「安倍派」の世耕弘成参院幹事長です。派閥から自身へのキックバックが最近5年間で総額1542万円だったと明らかにしたうえで、「検察の徹底捜査の結果、法と証拠に基づいて起訴されなかった。法的な責任には区切りがついた」「秘書に任せきりにしていた。秘書が私に報告しなかった」と弁明したのです。

  しかし世耕氏は、過去の小沢一郎氏の政治資金をめぐる問題が発覚した際、「担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出していることが、空しくなってきます」と述べており、「嘘言え。確認してるじゃないか!」と突っ込みたくなります。

  一方、安部派座長の塩谷元文科大臣は「会長が決めてやってきた」などと死去した安倍晋三元首相や細田博之衆院議長と会計責任者に責任転嫁しました。他の事務総長経験者も「秘書が報告しなかった」「知らなかった。」と口裏を合わせ、自身の関与を否定しました。まさに「死人に口なし」「トカゲのしっぽ切り」作戦が大成功したわけです。
  さらに記者会見で「安部元首相に申し訳ない」などと涙ぐんで見せるあたり、彼らは裏表があるどころか両面がウラとの印象を持ちました。政治家である前に人間としてどうなのか。情けない限りです。(エンドウ)