mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

放射能汚染水の海洋放出

東京電力福島第1原発の汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を『関係者の理解なしに、いかなる処分は行わない』という約束を一方的に破棄し、昨日、海に流した岸田総理。
みやぎ教育文化研究センター開所以来の会員である岩倉先生の投稿を引用して紹介します。
 電力パー券献金で「風評」と言う自公内閣 蒼耳子
核発電(原発)では運転中に放射線を出すトリチウムが宿命的に作られてしまい、環境に棄てられる。
でも国と東電が海に棄てることを強行した汚染水は通常核発電から出るトリチウム水とは似て非なるもの。
 東京電力福島第一では核燃料が溶融して炉心から垂れ出た塊が熱を持っている。これを冷やすために水をかけ、トリチウムどころかヨウ素129、ストロンチウム90、ルテニウム106、炭素14など数十種類の放射性核種で水が汚染されている。
国と東電は「ALPSという装置を通せばきれいになるがトリチウムは取り除けないので海洋放出します」と言いくるめる。そして「どの国の核発電でもトリチウム水を排出してるので」、とあたかもトリチウム水だけのように言い訳けもする。
とんでもない。ALPSではトリチウムだけでなく炭素14も、ヨウ素129も取り除けない。汚いままの汚染水。