mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

『星の王子さま』~おとなは、だれも、はじめは子どもだった

  新年あけましておめでとうございます

 年末に読んだ本の中で、久しぶりにを読み直したのが『星の王子さま』でした。本好きの4年生になる孫にあげようとしたのがラッキー(?)でした。それは今まで複数回読んでいたはずでしたが、読み飛ばし気づかずにいた冒頭の序文に気づいたからです。
 そこには次のような言葉がありました。

  おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいる
 おとなは、いくらもいない。

 この言葉に目がとまったのは、年末から里帰りで泊まっていた孫たち(10歳・5歳・4歳)の言動を見聞きしているうちに、俺にもこんなことで驚いたり、疑問に思ったりしていた時期があったのかなあと考えてしまったからです。子ども(孫たち)の生きる世界に引き込まれながら、序文に書かれたことは、私のことだと思わずにいられなくなったのでした。そして子どもの心を育てるとは、どういうことなのかを考える機会になりました。

 同時に今の学校の姿を考えました。小さな知識を次から次へと詰め込まれ、学力テスト対策に追われる子どもたちは、もっともっと大切なものからどんどん離れていってしまうのではないでしょうか。大切なものの一つには『驚く気持ち』もあるでしょう。喜び・怒り・哀しさ・楽しみさえも、自由にできない空間に学校がなっていることもあるでしょう。
 こんなことに気づかせてくれた『星の王子さま』と孫たちに感謝で正月を迎えました。

 話は変わって、このセンターダイアリー・ブログのコーナーについてです。
 <春さん>から始まったコーナーでしたが<キヨさん><千さん><正さん>、そして遠く関西から<清眞人さん>と書き手が一気に増え、毎回、このコーナーを開くのが楽しみになっています。今年はどんな文章と出会えるか、読者のみなさんもきっと同じ気持ちだと思います。<仁>