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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

8月20日

 バスでの帰り、仙台駅に近くなるにしたがって路上に警官の姿があちこちに目立つようになった。とくに車を止めているわけでもない。数人で打ち合わせをしている。終わって小走りに走る人、あたりを見回す人、場所によってその様子もさまざまだ。それが何のためなのかは車中からは見当もつかない。

 駅を出発するやバスは急に動かなくなった。もちろんバスだけではない、走っていた車のすべてである。バスからはせわしく動く警官の様子が激しくなるのが見える。車道に出た警官は手信号でストップの合図をしつづける。見ると、どこもかしこも信号は赤だけになっている。

 車はまったく動けない。時計は6時を回っている。クラクションひとつ聞こえない。バスの中もささやき声も聞こえない。静寂そのものだ。

 理由はわからないが、(このようなこともあるさ)とみな心の中で思っているに違いない。私はそう思っていた。

 どのくらい止まったままだったろう、ストップの合図をしつづけていた警官の手の片方が動き、歩道よりの車がのろのろと動き出した。すると、はるか向うの信号が青になった。信号の青が近づいてきた。私たちのバスもやっと動き始めた。

 信号の故障だったのかもしれない。バスはしばらくゆっくり走った。駅方面に向かう反対方向の車の混雑はしばらくの間つづいていた。

 信号が故障しただけでこれだ。

 すべて何事もなくスムーズに動いている状態がアタリマエなのかもしれないが、どんな世でも「いろんなことがあり」という覚悟もつねにもちあわせておくべきだなと思いながらバスを降りた。