mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

『夏休みこくご講座』に向けて

 今週はじめ、8月6日(日)に行う『夏休みこくご講座』の打ち合わせをしました。主には当日の役割分担を含め、夏休みの講座をどんな講座にしたらよいかの話し合いです。
 毎回、打ち合わせの中心を担ってくれている千葉建夫さんが、夏の講座で扱う1年生の『スイミー』について、教科書と実際の絵本では、どこがどう異なっているかを比較した資料(一覧)を作成してきてくれました。教科書の『スイミー』は、教科書という制約がいろいろあるから仕方ないのかもしれませんが、ずいぶん絵がカットされています。その一方で、文章の方は、絵本の『スイミー』とは異なる語句が使われていたり、新に加えられていたりしていました。分量としてはわずかですが、語句が補足的に変わったり、付け加えられていることにはびっくりです。こういうことって、著者の許可とかそこら辺はどうなっているんですかね。教科書ではOKなんでしょうか。
 そんな資料を見ながら、しばしみんなで意見交換を行いました。単なる教材解釈に終わらず、比較することでみえてくる絵本の魅力や工夫、子どもたちにとっての「スイミー」のおもしろさなどの話にもなりました。もちろん、この資料も、夏休みのこくご講座では、参加者のみんなにも配布する予定です。ぜひ楽しみにしていてください。

 ちなみに、午後の下学年グループでは『スイミー』の他に、あまんきみこさんの『名前を見てちょうだい』(小学2年)も扱います。

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