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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

10月8日

2014年10月8日

 実践書「宮城の地域教材を生かした社会科の授業」が発刊されてから1ヶ月半になる。「申し込みはセンターでも受け付けます」としているが、それほどの動きはないので、手にしてくれている人の数が気になる。

 この実践書の編集委員は精力的にたくさんの実践を集め、限られた紙数のなかで50を超える授業報告を入れている。もちろん、ひとつひとつの報告を見ていくと授業の質の凹凸はある。にもかかわらず、凹にも凸にも社会科の授業を考えていくためのヒントがまちがいなくある。だから、多くの教師に読んでほしいと私は思う。

亡くなった友人のKの報告も入っている。Kとは会うたびに授業のこと子どものことについて話し合ったのだった。

彼は、転任すると必ず、何日も時間をかけて学区内を歩くことにしていた。しばらくして会うと、「オレは○○を取り上げて授業をすることに決めた」と言い、その後は、その授業づくり、その授業の報告を何度も聞かされた。そのときの彼はいつも楽しそうに話していた。聞く私は「Kは根っからの教師だ」と思いながら、そのたびにワクワクし、大きな刺激を受けつづけた。

現職で亡くなったKの最後の勤務校はこれまでの学校とまったく違って古い商業地だった。これまでと違ってやや戸惑った感じだったKは、時間を見つけては古くからつづいているお店訪問をして歩いたようだった。その後会った時、それを授業の場にすると言っていたが、形にすることなく入院することになったように記憶している。

教科書べったり(?)になっている今、Kのような実践はほとんどむりだろう。そうであっても、Kらの仕事から得るヒントはあるはずだ。今の流れの中でも、そんなヒントをもつかもたないかで、教科の域を超えて授業は大きく違ってきそうに思うのだ。

ぜひ、先人の仕事に関心をもってほしいと思う。