mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

10月19日

 今は「数独」という名で出ていることが多いが、私が入り込んだ20数年前はナンバープレース、略してナンプレだった。ゆえに私の場合は今でも「ナンプレ」。在職中、時間の隙をつくっては「ナンプレをやろう」とけしかけることが多く、やみつきになった子どもたちもいたが、いつの間にか自分もそのひとりになっていた。辞めて16年、今もほとんど毎日ナンプレへの挑戦がつづいている。

 ナンプレ歴20数年、現在のテキストは「難問ナンプレ」。さすが「難問」、数ヶ月前から苦戦の連続、しかもゴールしないことが日増しに多くなっている。自分の方法があって、それを繰り返すのだから、どんなに問題が変わっても、難易度の同じ問題はどうしても乗り越えることができない。それでもつぶれることはなく意地だけでつづける。晩酌で緩んだ体はたちまち硬直しテレビなどそっちのけ。でも知らぬうちに数列が狂っているのだ。しばらくの間、完成の快感を味わうことなく憂鬱な気分で寝につく日がつづく。

 ところが10日ぐらい前に、解くためのある方法を偶然思いついた。まったくの偶然。なんと、これまでの苦戦がウソのようにスラスラと数字が入っていくのだ。それ以降は、この快感を味わうために取り組んでいるような毎日に変わった。この「方法」というのはなにも私独特のものではなく、その壁をクリーヤーするためのしぜんの道筋だったのだと思う。なんだっていい。気分のよいことは今これ以上のものはない。床に入る時もルンルン気分で2階の階段を上る。

 道が開けるって、なんて気持ちがいいんだろう。近いうちに次の壁にぶち当たることももう覚悟はしているが・・・。