その昨日は、民主教育をすすめる宮城の会が総会をもち、その後、小森陽一さんの「安倍政権の『教育再生』と日本のゆくえ」と題する講演会をもったのでそれに参加、半日を過ごせて、少し自分の心を静めることができた。講演会を設定した宮城の会と小森さんに感謝だ。
この会に参加したHさんから、4月24日の琉球新報を見せてもらった。「4・28『主権』を問う特集」で、「沖縄の基地負担」「式典開催の意味」「識者座談会」「行動する団体」などで8ページが埋められていた。その1面は「『屈辱』再び」の見出しで、その右下隅に55年の伊江島島ぐるみ闘争のプラカードの文が載っている。
お詫とお願い
土地は取り上げられ、多くの子供等を抱へ食糧はない、泥棒すれば子供達は刑ム所に収容せない、全区民が生きるには、乞食以外にない、併し乞食も法にふれると伝ふ、武力にはかてない、願ひは通されない、乞食するのは恥であるが、武力で土地を取り上げ、乞食させるのは、尚恥です、泥棒された人も責任があるが、泥棒した人程には恥でない、全住民皆様の御理解を乞ふ、 伊江島真謝地主一同
8面には、「『尊厳』日本に訴え」の縦見出しで、行動する4つの団体が紹介されている。その一つが「4・28(よつや)会」。――日本から沖縄が切り離された4・28を「第二の琉球処分が行われた屈辱の日」として語り継ぎ、基地のない沖縄を目指して40年間にわたり活動を続ける。同会は、沖縄が日本に復帰した翌年の1973年4月28日に結成した。復帰前から教壇に立ち、復帰運動や平和運動に携わってきた退職教職員らでつくる。毎月28日に集い、講演会の開催や平和集会に参加してきた。平均年齢80歳近くの運動家がそろう。(以下略)――今日「昭和の日」は、琉球新報をていねいに読む日になり「昭和」を深く考える日になった。Hさんに深く感謝。
朝日のこの日の社説のタイトルは「47分の1の重い『ノ―』」とあったが、「重い『ノ―』」はいいとして、「47分の1」という言い方はなんとなく気になった。