mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

12月10日

 「ソ満国境 15歳の夏」の上映会が終わった。2回目の8日は午後から夜の部を入れて3回まわした。1回目は満席で通路に腰を下ろす人も出た。3回目の夜の部はさすがに少なかったが、鑑賞者の平均年齢では一番若かった。高校生の姿も見られた。

 1回目が終わって出てきた女性の方が「この映画、中学生や高校生に見せることはできないんでしょうか」と言ってきた。

 その思いは私も同じだ。でも、「私もぜひ見せたいと思うのですが、学校に働きかけることが無理なんです。土曜・日曜ならなんとか足を運んでもらえるかと、28日の土曜に無理して1回だけ上映したのですが、残念ですが、中高生はやはりほとんど姿が見えませんでした。学校に宣伝をお願いすることも難しくなっているのです」と答えた。

 その方は、「学校で見せるということも無理なんですね」と重ねて言う。私は「そうですね。どこも難しいでしょうね」と、聞いている人は、(なんてそっけない言い方なんだろう、私はなんとか見せたいと思っているのに)と思ったことだろう。その方の後姿を見送りながら、こんな言い方しかできない自分が情けなくなってしまった。

 宮教大名誉教授のAさんも実行委員のひとり。夜の部、市外の小学校に勤めるKさんが走り込んできた。受け付けの仕事をしていたAさんにチケットを渡して会場に消える。Kさんは、Aさんと一緒に今でも月1回のサークルをつづけているグループのひとりだ。

 後で、Aさんに「Kさんは、先生からの誘いできたんですね」と声をかけると、Aさんはニコニコして「そうですね」と言っていた。

 私にとって、今回の実行委員参加はどうだったのか、いまゆっくり考えている。( 春 )