mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

2月6日

 8日のサークルで古いクラスの話をさせてもらおうと思っている。30年前のクラス、41組の話だ。  そんな古い話をさせてもらおうと思ったきっかけはこうだ。  ある夜、当時勤めていた学校から突然電話があった。用件は縮めて言えば、「30年前に勤めておりましたか。当時の受け持ちのU子さんから先生を尋ねるメールが入ったのですが、U子さんに先生の電話番号を教えてよろしいですか」というものだった。

学校のメールはホームページで探したらしい。

「よろしいです」と応えながらも、「これ以上学校に迷惑をかけないように、私がメールを入れますから、向うのメールアドレスを教えてください」とお願いして、U子さんのアドレスを教えてもらった。

 翌日、私のメールがU子さんに届き、長いメールがすぐ返ってきた。

 U子さんとは4年生1年間だけで、翌年私は転任。その後まったく会うことはなかった。

 ところで、U子さんは、なぜ学校にまでメールを入れて私を追ったか。それが届いたメールでわかった。

 4年生時代、私からの年賀状に、U子さんの文が雑誌「ひと」に載ったと書いてあり、おとなしい彼女は、それ以降、それを見たくてずっと探しつづけており、30年経ってとうとうSOSをしようと思ったとのこと。

 サークルでは、私も忘れていたことを30年間追いつづけたU子さんのことをやや詳しく報告しながら、彼女たちとの1年間どんな付き合いをしたかを話そうと思ったのだ。

 ずうずうしく自分から「話させて」などと言うことはめったにないのだが、その時の子どもたちと私を知ってもらうことは、「古いこと」とか「30年も前のこと」などと切ってしまえない今も役に立つものが少しはあるような気がするのだ。

それもこれもU子さんの1本のメールに呼び戻されたのだが・・・。