mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

千さんの訴えが、国を動かす⁉

 桜の咲くのが、早くなってますね。私が大学に入ったころは、入学した4月中ごろから下旬にかけて、新歓行事やサークルで先輩たちに連れられて花見に行った記憶が・・・。

 今年は昨年同様3月28日の開花で、平年より14日も早かったそうです。さらに満開はこれまでで最も早かった昨年よりも3日早く、平年より16日早い観測だったとか。気象台が観測を始めて以来、一番早い満開宣言になるらしいです。

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         3月31日・撮影            4月2日・撮影 

 写真は、台原森林公園にある佐藤忠良さん作「緑の風」を背後から撮ったもの。撮った時間や角度が多少違うし、そもそも比較しようと撮ったわけではありませんが、2日違うだけで自然がみせる世界はこんなにも華やいで、いのちのにぎわいに満ちてくるものなのですね。私のなかの自然も、うきうき躍動してくるわけがわかるような気がしてきます。

 ところで、千さんの訴えが国の方針を動かし変えた!というのは言いすぎかもしれませんが、朗報です。
 千さんが【季節のたより・特別編1】で書いた「気象庁の『生物季節観測』の縮小・廃止」ですが、専門家や市民から廃止を惜しむ声が相次ぐなかで、気象庁環境省は方針を転換し「対象から外れた種目を継続して観測する体制を作るため、新たに試行調査を始める」(詳しくは、毎日新聞デジタル版「生物季節観測、惜しむ声相次ぎ一転継続へ 市民参加調査も模索」)としたようです。新たな体制づくりの試行調査での継続ですから、ゆくゆくどうなるか心配ですが、まずはひと安心です。

 毎日新聞の記事によれば「市民参加による観測も検討」とあります。『センターつうしん102号』の「実践への招待」では、加藤幸男さんが「『はしりもの・かわりだね』のすすめ」を書かれています。学校での子どもたちの学習と連動した大きなプロジェクトに発展するかもなどと、勝手に楽しい妄想が湧いてきたりもします。

 新年度を迎えて元気にスタートダッシュといきたいところですが、県独自の緊急事態宣言に加え、新たに4月5日か5月5日まで「まん延防止等重点措置」が適応実施されることになりました。センターの活動も、引き続きいろいろ制限しながらの取り組みとなりそうです。みなさんにはご迷惑をかけることがあると思いますが、今年度もよろしくお願いいたします。(キヨ)