涅槃の道場 ~6日間で香川を歩き、結願をめざす~
◆3月14日(土) 仙台出発
東京から寝台特急サンライズ瀬戸( 22:00発ー 坂出着 7:09)
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新型コロナの感染状況におびえながらも出発!
今回の目標はもちろん結願(88番札所到達)することだが、全て歩き通すことを自分に課した。昨年は66番雲辺寺、67番大興寺まで打ち終えているので、香川は68番からのスタートとなる。
【1日目】3月15日(日) ~讃岐平野を歩く~ ( 曇りで寒い)
JR坂出 7:26 ⇒ JR観音寺 8:15 ⇒(1km)68神恵院 9:00/69観音寺9:20 ⇒(4.5km)70本山寺 10:40 ⇒(12km)71弥谷寺 15:15 ⇒ 宿着 15:40
※68神恵院、69観音寺は、くっついていた。
菜の花の向こうに山門 観音寺の巨木
いよいよ歩き始める。初日は無理せず体を慣らすようにしようと思う。ここ68番と69番は同じ敷地の中に二つのお寺があり、納経所で2つ記帳してもらえたので得をした気分だった。
財田川沿いの土手に入る 本山寺五重の塔
観音寺から本山寺への道は土手の上なので,風が強くしかも冷たかった。手袋を持ってきてよかったと思った。本来なら,自然を受け入れるための修行なのだが、「四国はちっともあったかくねえ」と言いながら歩いた。
71番 弥谷寺
山門をくぐると540段の石段が待っていた。写真はその中の108段。煩悩を一つずつ乗り越えさせようということだ。ひいひいしながら乗り越えたと思ったら,本堂までさらに4カ所の石段があった。ありがたい場所にあるお寺だと思えば疲れも取れるのだろうが、凡人のおいらには、何でここまで高いところに作るかなあ~と愚痴っぽくなった。同時に,そういえばこんな感じのところに建つお寺はけっこうあったなあと浮かんできた。より山深いほうがお寺の格式を押し上げているものなんだろうか?
弥谷寺からの眺望
《新型コロナの影響かな?》
一日中歩いていても,歩き遍路に一人も会わなかった。それに、「新型コロナの拡散を防ぐためにお接待はいたしません」という看板も見た。う~む、しかたがないのだがちょっと寂しいなあ。みんなが気をつけているときに,のこのこやって来た俺は何なんだろうと反省した。