mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

正さん、タイを歩く(2)

《12月27日 目的地1「アユタヤ」へ》
 実質2日しかないので、一番早く着けるスーパーエクスプレスという列車にしてみた。でも、昨日乗ってきた普通列車とあまり変わらない感じもした。座席が少しいいのと、冷房が恐ろしく強いのが運賃に反映されているようだ。指定席のある客車はほとんどが外国人で占められていた。

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 切符はこんな感じ。345B(約1,200円)。帰りは普通列車で20B。雲泥の差だ。
発車が8時30分となっているいが、かなりアバウトなので30分前にその場にいないと何が起こるか分からないらしい。国鉄がそうだから、これも国民性なのだろう。なぜか愉快だ。
 1時間20分ほどでアユタヤ駅に着いた。観光地だけあって、ちゃんとした駅だった。

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   アユタヤの駅             アユタヤの駅前の様子 

 タクシーやトウクトウクの客引きをよけて、駅前正面の路地を川に向かう。チャオプラヤー川を渡り、念願のトウクトウクで遺跡群を巡ることに。もちろん値段交渉する。どっちもタイ人に見える。

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  船着き場、ここから船で対岸へ      どっちもタイ人?  

★ワット・プラ・シーサンペット
 王室専用寺院が建っていたが、今は3基の仏塔のみ。

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 ほとんどの仏像に首がないので驚いた。度重なるビルマの侵攻によるものだということを教えられた。そうしてアユタヤ王朝は衰退したのだそうだ。何で首だけ取るかな~。

★ワット・マハタート 
 木の根に埋もれる仏頭として有名になったのだそうだが、
悠久の時を感じる光景だった。おいらが邪魔で申し訳ない。

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★ワット・ロカヤ・スター(巨大寝釈迦仏)
 周りに寺院は無く、野っ原に寝そべっている。この写真では顔の表情が分からないが、実にのどかでほわわ~んとしていた。仏様のおおらかさがいい(写真のなか真ん中あたりにいる米粒みたいなのがおいら。わかります?)

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 いやな物を見た。遺跡群の説明がしてある標示だと思って近づいたら、「やめてください」という看板だった。しかも、英語の下に日本語で表記してあった。例えば、「首のない仏像に自分の顔を乗せて写真を撮ることをしないでください」「壁をよじ登らないでください」など。なんということだと思った。この遺跡がタイの人にとってどういう存在なのかを少しでも調べていたら、自ずと振る舞いは分かるだろうに。奈良の大仏によじ登って、手のひらに座って写真撮るようなもんだ。確かに日本人観光客は多かった。