mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

正さん、タイを歩く(1)

《 出発!》
 12月25日・夜、まずは仙台から夜行バスで成田に向かう。隣の席のおじさんのいびきがものすごい。いわゆる無呼吸症候群。1分近く返しの轟音が戻ってこない。死んだのか?音よりそっちが心配で眠れなかった。腰も痛い。

 出国審査は機械がやってくれた。パスポート写真をひっくり返してパネルにおいて、後は鏡のようなデイスプレイに顔を見せるだけでOK。顔認証システムがずらりと並んでいた。東京2020に合わせて審査時間を短縮するためだろうかと思った。
 手荷物検査もあっさりしたものだった。液体物、歯磨きチューブなどをジップロックに入れてきたのに、ザックに突っ込んだままで通過。タイ・ライオンエアーはライター1個なら許してくれるので好きになった。

《12月26日 LCCに初めて乗る》
 何が違うのかと座ってみると、前席との空間が狭いような気がする。新幹線の席間より確実に狭い。おまけに、いすは倒してはいけないようなので、リラックス姿勢が取れない。おちびさんのおいらでもそう感じるのだから、大きい人はもっと狭く感じるかもしれない。

 機内の飲食物は当然有料と思っていたら、クロワッサンと水はサービスだった。帰りの機内でも同じ物が提供された。そこでおいらはなかなかいい発見をした。飲み物は自分で買ってきていたので、サービスの水は半分残そうと思った。ゴミ集めに来たアテンダントに、“残したいんだけど、このまま捨てられないよね。”とカップの水を指さしたら、OKと言って通り過ぎてしまった。あれ?通じてないや。きっと、“急がなくてもいいですよ、ゆっくり飲んでください。”てな感じかな。
 しかし、全く違っていた。アテンダントはすぐに戻ってきて、両手におかわり用のクロワッサンと水を持っていた。あららら、とお断りした。もう飲めないよ、を伝えるためにno moreとかgive upぐらい言えばよかったのだ。でも、失敗のおかげで、“なに~おかわりができるのかあ~”と分かったのだ。次回使わない手はないな。

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   機内サービスのクロワッサンとお水

《ドン・ムアン空港到着》
 いやあ腰が痛い。6時間半はおいらには長かった。

 バンコク郊外の空港ではあるが、日本のように住宅がびっしり並んでいた。
入国審査は両手の指紋をタッチパネルに押しつけてる間に終了。関税品もないしトランクもないので、空港接続の鉄道駅に直行。

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   機内からバンコク郊外     アマリホテルのエレベーター前

 ネットによると空港から駅への通路が非常に分かりにくいということだったので調べると、空港1階にあるアマリホテルのエレベーターで2階に上がると標示があるということだった。そこに行こうとしたら、連れは別ルートを探していた。出口付近に階段があってそこを登るとエレベータールートと同じところに出た。結論は、そんなに込みいったルートではなかった。また、ネット情報だけに頼らず、現地で動き回ることがいいと思った。ここに並んでいる人たちは、俺と同じ情報を見たものと思われる。

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 プラットホームに出たら、とんでもない蒸し暑さ。タイに来たんだと実感。早速冬装備からTシャツに変身。
 バンコク駅までの切符を買う。およそ1時間で着く予定。20バーツ。日本円で約70円。どう考えても安すぎる。

バンコク駅》
 到着したプラットホームは、列車を待つ人々が地べたに座ってくつろいでいた。ここは、待合室ではなく、あくまでもプラットホーム。日本で言えば東京駅にあたるかな。
 写真・右が待合室。どの時間帯も人でいっぱいだった。いすが空いていても地べたに座る方が多いので、それがタイの習慣なのだろうと思った。

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   バンコク駅のプラットホーム        こちらが待合室 

 ホテルまでは歩いて5,6分。でも、大きな通りを横切るのに時間がかかった。もちろん信号はあるのだが、地元の人は赤でもどんどん流れてくる車のすきをねらって、慌てることなく渡っていた。まねしようとしたが、うまくタイミングが取れなかった。見かねた地元のおばちゃんが、付いてこいと一緒に渡ってくれた。誤解されると困るので話しておくが、じっと信号を待っていれば青信号になるのだ。日本のように歩行者信号が赤なら、車が来なくても止まって待つという習慣はない。タイの人から見たら、なぜ車が来ないのに渡らないのか不思議に思えるだろうと思う。何回かそういう渡り方をしたらうまくなったので、片側5車線ぐらいの大きい通りを赤で渡ろうとしたら、地元のおじいちゃんに「だめ!」と注意されてしまった。駄目な日本のじじい、調子にのってしまった。