mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

1年生めんこいゼミ(第3回)ご案内

 5月から始まった「めんこいゼミ」も、今回で3回目。多忙をきわめる先生たちにとって、平日の夜開催の学習会に参加するのはなかなかに至難のわざ。それでも足を運び、参加してくれる先生たちがいる。その先生たちに、どれだけ応えることができているだろうか。そんな思いをもちながら少しでも先生たちと一緒に歩んでいきたいと準備しています。ぜひ、ご参加ください。

 さて、2回目の会の様子を「子どもをカタルシス」を中心に少し紹介すると、入学して2か月が過ぎで、「担任の先生はどんな先生かな?」、「あの子はどんな子だろう?」という様子見だった子どもたちも、だんだん本性をあらわし、自分なりの学校での過ごし方を始めているようです。それは教師にとって❝えっ!こんなはずでは❞と言うことの始まりだったりもします。そんなことも交えての「子どもをカタルシス」のひとときとなりました。

 例えば、ある先生からは、授業中に落ち着かず席を離れてふらふら歩きまわる子や、別室登校の子もいる。また子育てについて泣きながら相談をしてくる保護者などもいて、どう対応してよいかわからない。またある初任の先生からは、どう対応してよいのかわからない子が2人。ほかに8人ぐらい自由人がいて、自分を含め3人体制で子どもたちをみている。入ってくれている2人の先生が抜けると、たちまち教室は落ち着かなくなる。授業も初めてというなかで先が見えない等々。

 それらの悩みや課題に対して参加したみなさんからは、「親も子どもも一緒に育つ面があるから、今は素直に先生の言っていることを受け取れなかったとしても理解してくれるようになると思う」、そのためにも「親にきちんと子どもの姿を伝えていくことが大事だと思う」とか、「3人体制だからチームとして時には授業をしてもらったり2人で授業をしたりということはできないかな」などというアドバイスや、「話を聞いてると、大変な子にも《何かできることはないか探している》という言葉が、先生のその子に向けるまなざしなんだなと感じたよ」「先生は子どもたちのことをちゃんと見ていると思うよ」というような感想などが口々に語られました。また「校長先生や管理職は、ちゃんとフォローしてくれてるの?」という疑問の声なども。

 第3回は、前回同様に「子どもをカタルシス」でいろいろな悩みや相談ごと、授業のことや子どもの姿などを交流し合います。後半はひらがなを覚えた子どもたちに、これからどんな学びの経験や体験をさせていくことが大事なのかを、夏休みの「絵日記指導」を切り口にしながら、考えてみたいと思っています。

1年生 めんこいゼミ(第3回)

 日 時 7月10日(水)18:30~20:00

会 場 みやぎ教育文化研究センター
内 容 
① 子どもをカタルシス(18:30~19:30)
     子どもたちの関係を深めるために、お互いの経験や知恵を交流した
     いと思います。
    ② ひらがなから文へ「日記指導」(19:30~)

     「せんせい、なにかけばいい?」「どうかけばいいの?」
     そんな子どもたちに、どう応えたらいいかを考え合います。
 

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