mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記・ブログです。

東京エキストラ物語2 ~ 盗んだのは、✕ ✕ でした ~

 お世話になった映画監督のボランティア・エキストラをしに東京に出かけたのが昨年の12月。それから、すでに半年が過ぎた。その間に映画は、なんと海外の映画祭で最高賞を受賞し、今や全国で上映されて大盛況。監督は、すでに次回作の制作に向けて忙しく、この夏は海外での撮影となるらしい。その余波は、私の変わらぬ日常にも小さな波紋を呼び起こした。

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「ねぇねぇ、監督が映画祭で最高賞を取ったってよ。すごいね。あなたがエキストラで東京に行ったのって、この映画でしょ?」

「映ってたら映画デビューじゃん? すごいよ。」

 テレビを見ていた家族にそう言われて、平静をよそいながらも内心《映ってたらやっぱりすごいよな。映画デビュー、俺?》と、淡い期待が膨らんだ。その期待は、その一時でしばらくは忘れかけていたのだが、映画上映に先立つテレビ番組で放映されたメイキング映像の中に発見してしまった・・・。えっ映ってる?、映ってるじゃん!と、つい浮足立った。一緒に見ていた家族も、今の映ってたんじゃない。あの後ろ姿、そうだよね、と。淡い期待が一気にうなぎ上りとなった。その期待を自分で抑えてようとするのだが、うなぎをつかまえるのは難しい。どんどんどんどん私の手をすり抜けて上昇したのだった。
 さてさて、この顛末や如何に? それは言わないでおきます! みなさんのご想像にお任せします。

 ちなみに、映画のキャッチコピーは「盗んだのは、絆でした」ですが、私の場合「盗んだのは、(私の)心でした」と言ったところですかね。今年上半期、私に起きた小さな小さな、そして大きな波紋でした。( キヨ )

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