5月20日は、とても素敵な一日になりました。まずは朝５時。目が覚めて寝床でうつらうつらしながらラジオのスイッチを入れると、是枝裕和監督のパルムドール受賞の報が飛び込んできました。寝耳に水ならぬ、寝起きに水の知らせでした。驚くには驚きましたが、そろそろ受賞するのではないだろうかとも思っていました。本当に目覚めのよい朝となりました。是枝監督、おめでとうございます。
さらにこの日は、是枝さんとも親交のある想田和弘さんの講演会。同じ日に２つもうれしいことがやってきました。
想田さんの講演は、ドキュメンタリー作品を作る際の方法論にしている「観察映画の十戒」をもとに、「よく見る、よく聞く」ことの大切さについて話してくれました。話はあくまで映画づくりについてのものでしたが、それらは教育や子育てにも共通して見られることや言えることがたくさんあり、いろいろ考えさせられました。参加者のみなさんも、それぞれの興味や関心から想田さんの話に耳を傾けました。（ キヨ ）
《お知らせ》
・想田さんの新作『港町』の上映は、仙台フォーラムで５月３１日（木）までで
す。ご覧になっていない方はお急ぎください。
・日本映画専門チャンネルで、６月２日（土）・９日（土）夜１０時～、２夜に
わたり「是枝裕和 ✕ 想田和弘ドキュメンタリーを考える」と題して、お二人
の作品の上映と対談が行われます。
