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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

熱戦の日本シリーズの裏側に

 プロ野球日本シリーズは、野球好きの私にとっては、連日のゲームの展開にテレビに釘付けの状態となった。優勝が決まった翌日の全国紙A新聞に、優勝に導いた監督やチームの育成方針に関する記事が掲載され、勝敗以上に興味深く読んだ。読まれた方も大勢いると思うが、簡単に紹介したい。
 優勝チームの若手の育成方針の一つは、2軍選手全員が入る選手寮での決まりがある。それは、休日には書店に本を買いにいくこと。そして朝食後の読書タイムがある。さらに年4回は、外部講師の講義を受ける。そこでは「その道のプロの話を聞くことで、意識が高まる」のを狙っているという。そのために球団は寮の教官に元高校の教師を選んだ。
 また、その記事の隣りには少し小さく勝利監督のことが記されていた。彼は自宅から球場まで車で1時間を、論語菜根譚十八史略など古典のCDを繰り返し聞きながら移動するのだそうだ。「人間は歴史、過去からしか学ぶことができない」と、野球以外から野球を探っているとのこと。
 東京学芸大を卒業し、一時は教師の道を探った監督らしいなぁと感嘆し、同時に今の教育現場の様子を垣間見るに、このような学び方をどれほどしているのだろうと、寂しくさえ感じてしまうのであった。
 私たちのセンターが高校生の公開授業や講演会など開催で考えてきたのは、まさに人との出会いを重視してきたからに他ならない。
 まもなく中村桂子さんの講演のブックレットが完成するし、年明けには樋口陽一さんによる高校生の公開授業も予定されている。             (仁)