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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

宮川先生から『接続』と「接続」

 宮川さんの講演について書いたのと前後して、『接続』第2号が届いた。宮川さんが送ってくれたのだ。『接続』と対面するのは2度目。最初は、確か駅前ジュンク堂(震災前のイービンズに入っていたジュンク堂)の哲学・思想系の棚だったように記憶している。そのころすでに宮川さんは宮城教育大学をやめて東京の大学へ移っていたが、奇妙なタイトル『接続』(失礼)のなかに、宮川さんの名前を見つけて精力的にお仕事をされているのだなあと思ったことを記憶している。

 届いた『接続』を机の上に置いていたら、「接続?、この本なに?」と聞かれた。うまく応えられなくて、ページをぱらりとめくると、「『接続』のために」なる文章が出てきた。書き出しは、

 『接続』は「開かれた場」です。関心を持つ領域は参加者によってまちまちですが、各人が、それぞれの視点、すなわち専門の異なる視点から、同じテーマについて議論を進めてゆきます。いわば、異なる「知の領域」を接続する試みなのです。

 ではじまり、

そして何より、『接続』は読者のみなさんとわたしたちを接続する試みです。ダイアローグは、みなさんとわたしたちの間に開かれています。この試みに興味をお持ちの方は、ホームページにアクセスして、ぜひ議論に参加していただきたいと思います。

 わたしたちの試みが、人と人、心と心、知と知の「接続」を、少しでも広げることを願って。

で終わる(なおホームページは、今は機能していないようだ)。ジュンク堂『接続』を目にしたのが2001年ごろだから、15年という時をかけて私とやっと「接続」したことになる。この仕事のおもしろさは、このような「接続」にある。人と人との出会いを大切にしていきたい。

 一番大事なことを言い忘れていました。どうしてこの本を宮川さんが送ってくれたかですが、講演のお礼の電話をしたおり、講演のサブテーマでもあり、話のなかでも出てきた「生きにくさの抜け道」ということ、また「語り手の創造」と「生活綴り方」の話をもう少し時間をかけて聞きたかったと話したからだ。

 送っていただいた『接続』2号の特集は「つくられた子ども」。その巻頭に宮川さんが、生きにくさの抜け道『北方教育』、宮沢賢治、『赤い鳥』を執筆している。そして、この宮川さんの論考に応えるかたちで ダイアローグ 子どもという生きにくさ を細谷等さんが執筆している。細川さんも宮城教育大学にいた方とのこと。

 宮川さんの論考は、「生きにくさの抜け道」ということの意味とイメージを宮川さんの関心を含め見通しよくしてくれたように思うし、また細谷さんの宮川さんへの応答も大変おもしろく読ませてもらった。関心をもたれた方は、ぜひ一読を(ここからさらに、「接続」がすすむかな・・・?)。(キヨ)