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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

報道機関は権力の監視者である・・・

12月16日の天声人語に同じく天声人語子の深代惇郎のことを記していた。12月17日が命日でとあると。1973年2月からこの担当になっている。私が教職についたのはこの年の4月で、ずいぶんとこのコラムには励まされ、刺激を受けていた。時の権力にずばっと切り込み、政治・国際問題のみならず教育問題でも大胆な意見を縦横無尽に展開していたのを思い出す。

手元にある当時の記事から一つ紹介したい。

 

「いまの教育内容は質も高すぎるし、量も多すぎる」という教師たちの不満は強い。教育課程審議会の高村象平会長がその批判に、「過去の失敗は繰り返さない。精選、集約に力をつくす」と答えていた。▼教育内容の「精選」というのは、「日本の教育」のテーマソングでいつも聞かされる「なつメロ」のようなものだ。<中略>教育の中身は、なぜ精選されず、肥大するのか。<中略>(教育課程審議会)委員に、削除用の赤エンピツしか渡さない。「教育課程を減らす審議会」を作ってみてはいかが。(1975年2月15日)

 

スクラップ&ビルドどころか、次々と教育現場に押しつけられるビルドだらけの政策課題。深澤が存命していたなら、どんなコラムを仕立て上げただろうと、つい考えてしまうのでした。一本の赤エンピツでは足りないだろうな、太い赤マジックペンが必要かもと・・・。(仁)