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mkbkc’s diary

みやぎ教育文化研究センターの日記です。

9月3日

 先日あるところで、「広報なみえ」、そう、あの福島の原発被災地の浪江町の広報誌。7月1日号。その一枚がA3版で、「浪江町復興支援員が全国で町民のみなさんをサポートします!」という呼びかけで、日本全図と都道府県名とそれぞれに在住する町民の数、そして、ブロックごとの支援員の氏名と写真が載る。「平成27年度の復興支援員メンバーを紹介します」とあるから、支援員は年度で交代しているところもあるのだろう。

 例をあげれば、「宮城」というブロックには北海道(73人)・青森(34人)・岩手(36人)・宮城(708人)で合計851人。担当者は仙台在住のAさんとMさんの2人。復興支援員の活動は「戸別訪問・つながる場づくり・情報発信」の役割と書いてある。

 驚いたことには、和歌山をのぞく全国すべての都道府県に避難者が散らばっているのだ。

 1人というところが3県ある。この1人というのはどんな人なのだろうと想像してみた。すぐ浮かんだのは、震災直後、門脇小学校の聞き取りの時、6年担任のKさんが、「ひとり、神戸に行きました」と言ったのを思い出し、同じように親戚を頼っての(子どもひとりかな・・・)と思ったり、(いや、年よりひとりということもあるだろう)と思ったりしたのだ。

 そのすべての人をこのシステムでつなぎつづけようというのがねらいなのだろう。 この1枚を広げてじっと眺めていると、原発で壊された町をいかにしてつなぎつづけるかという、町の人々の必死の姿が浮かんでくる。

 それにしても、福島の人々の向うのまったく見えない努力など、知ってのうえなのかどうか、川内は再稼働。それにつづこうという動きがいくつもあるというのだから自分の国にほとほと呆れてしまう。

 浪江の人々の絆が強く結ばれ、一日もはやく各地の支援員の方々の役割が終了する日のくることを祈る。( 春 )